*さいはての西*

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『宇宙戦争』(2005)

異変は、アメリカ東部の町に起こった。立ちこめる暗雲から稲妻がほとばしり、落雷地点が脈打つように震動する。直後、人々の眼に信じがたい光景が映った。地中深くから巨大な三本足の“物体”が姿を現し、人間を手当たり次第に抹殺し始めたのだ。一部始終を目撃した港湾労働者のレイは、別れた妻から預かった息子と娘、ロビーとレイチェルを連れて町を脱出。安全な場所を探して車を走らせるが、“物体”は世界各地に同時多発的に出現していたのだった。人類が初めて体験する宇宙からの侵略。最期の時を前に、人々はただ怯えることしかできない――。(goo映画)


H.G.ウェルズ原作の娯楽大作。

はっはっは。けっこう笑えますねこれ。
中でももちろん笑ったのは、ここ。

「大阪では何体か倒したらしい。日本人にできておれたちにできないもんか」


いやいや(笑)。

見たかったよ、そのバトルフィールド大阪を。
って、スピルバーグ監督、なんで大阪なんですか…?
大阪をどんな最強のファイターが集う地だと思ってらっしゃるんですか。
『ブラック・レイン』ご覧になって関西人皆あんなコワイと思ってらっしゃるんじゃないですか。
誤解ですから誤解ですからー!!
しかし、関西人、確かにピンチも笑いで乗り切ろうとしそうです。


「うっわー、なんやあれ」
「なんぎなやっちゃな、通天閣わややがな」
「タコかいな」
「どこがタコやねん、足3本しかあれへんがな」
「せやけどタコっぽいやん」
「たこ焼きにしてまえ」
「イカっぽいのもおんで」
「イカ焼きにしたらええがな」
「そやな」
「ぎょーさんおんで、どれにする?」
「チュー・チュー・タ・コ・か・い・な、あれや!」
「いてまえー!!!」
「うおおおー!!」

1時間後。

「ハアハア、ふーう、3匹ほど取れたで」
「たこ焼きどーでっかー」
「わー、いくらですか」
「こんなときに何ゆうてんねん、タダでええよ。マヨネーズかける?」
「かけるかけるー」
「おっちゃん、これ気持ちやから、はい」
「もー、かなんなー。ほなお釣りな、はい300万円」

2時間後。

「なんや、あいつらみんな、具合悪そうやで」
「ほんまや、どないしはったんやろ」
「体弱いらしいで」
「なんや、あかんたれかいな」
「淀川の水飲ませたれー!!」
「うおー!!」

全滅。めでたしめでたし。



…だれか 止 め て ー。


教訓:免疫がない微生物はおそろしい。
新型インフルエンザには十分備えましょう。


さて、まじめな感想としては、『シンドラーのリスト』を撮ったスピルバーグ監督ですから、やはり、いろいろと考えてしまいますね。
逃げまどい、虫けらのように殺されていく、無辜の民。
ユダヤ人がドイツで、ソ連で、ヨーロッパでかつてどんな目にあったか、それがわかりますか?
無差別に爆撃を行うアメリカは、同じことをしているんですよ?
というメッセージが透けて見えるようです。

『未知との遭遇』『E.T.』と、「心優しい、理知的な宇宙人」が登場する作品を撮る一方で、だんだん、『宇宙戦争』になっていったスピルバーグ監督にとっての「宇宙人」はいったい何のメタファなのでしょうね。
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by n_umigame | 2009-09-23 23:11 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)
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Commented by まりお at 2009-09-24 00:15 x
傑作でない巨匠の作品もあり、という例。あるいは、トムさま主演映画の限界。
極悪非道の異星人大暴れっていうジャンルなら、「マーズアタック」の方がはるかにいいですね。
(イスラエルのしていることをどう思っているのかスピルバーグに訊いてみたいです。)
Commented by n_umigame at 2009-09-24 21:11
『マーズ・アタック!』もばかばかしくて笑える映画でしたね~。あんな悪趣味でコキタナイ映画もスゴい(笑)
誰かホーガンのジャイアンツシリーズを映画化してくれないかなあ…と思います。慣性の法則で宇宙船が止まるのに2万年かかるシーンを映像で見たいです。