*さいはての西*

fwest.exblog.jp
ブログトップ

『Torchwood 秘密情報部トーチウッド』 シーズン1 第3話・第4話

第3話「亡霊たちの街」 Ghost Machine; 
ある青年からエイリアンの小型装置を回収したグウェンの前に、突然、幽霊のように迷子の少年が現れる。グウェンは声をかけるが少年は去ってしまう。調べてみるとそれは、現在70歳代の老人が、戦時疎開してきた日の姿だった。


第4話「戦いの傷跡」 Cyberwoman;
いつも黙々と雑務をこなしているイアント。彼には大きな秘密があった。トーチウッド1が滅んだ「カナリー・ワーフの戦い」で半分サイバーマン化された恋人リサを最地下の空き室にかくまい、サイバー化装置を改造した生命維持装置で命をつなぎながら人間に戻す方法を模索していたのだ。



……うん。
『ドクター・フー』は好きな自分が、なぜこのドラマはいまひとつなのか、だんだんわかってきました。


「悪趣味」。

それはオッケー。

「後味が悪い」。

うん、その残った「味」によるから、まあ、「あり」かと。

「笑えない」。

これがだ め な ん だ……。
(今自覚したのか)

『ドクター・フー』も冷静に考えると、かなり悪趣味なところのあるドラマだと思いますし、死ぬことができない人が主人公でハッピーエンドになったお話を寡聞にして知らないので(”死ぬことができない”時点でものすごい悲劇ですから、まあ、ね…)先行き心配ではあるのですが、こちらは笑いを取るところではきっちり取りますから。

それからもう一点。
「性的に節操がない」「むだにグロ」ということと「大人向け」ということは本来まったく別のことだと思います。
こちらはわざとかもしれませんが、取って付けたようで、あまり成功しているとも思えません。
「こういうコンテンツがあれば大人も見てくれるよね」というめくばせを感じるのですが、それがなんともいえずヤ~な感じが。

これはドラマにも小説にも言えることかもしれませんが、「芯」の部分がしっかりしている「物語」は年齢を選びません。
大人が見ても子どもが見てもおもしろいものなのですよ。

でも、その「芯」がしっかりしたものを作るには、やはりある程度の才能や時間(作り込むため、熟成させるための)が必要だから、安易に視聴率や売上などの「数」を稼ごうとすると、いきおい「こういうコンテンツ」を混ぜざるをえないのかもしれませんが。

4話まで見て思ったことは、宇宙人が来て困ったことになるという以前に、「トーチウッド」というチームそのものがたいへん大きなリスクをはらんでいるということです。
そもそもチームのリーダーとして、ジャックはまったく統率力を発揮していないです。こんな特殊な業務を取り扱う、小員数のチーム・リーダーが、これじゃだめだと思います。
おかげで毎回大ピンチに陥るわけですが、ジャックはチーム構成員にエラそうなことを言う前に、己のリーダーとしての改善点や資質ということを考え直してほしいと思います。

そして、毎回こんだけチームに危機が起きているのに、リスク・マネジメントという発想はないのか。
リスクというのは内憂外患すべてですよ。
特にリーターがチームの人心を掌握していないという点が、危機が起きたときに致命的ですよね。「命令だ」「やったのか」といちいち言われなくても、リーダーから出された指示に従ってくれる人がいないと、1秒を争うときには全滅しかねません。
団結してりゃあ外敵が来ても戦えるんです。背中をあずけられる人がいないチームの構成員は、安心して戦えませんよ。
まあ、この、「いまひとつリーダーがチームから信頼されてない感」「チームがお互いのことをよく知らず、団結しているとは言い難く、それぞれが何をしでかすかわからない不安な感じが底流している」がドラマの緊迫感を生んでいるのですが。
てゆうか、だからいたたまれないんだよ、このドラマ。

以上、総論でした。


以下、各論。
第3話;途中までおもしろかったのになー。やっぱり最後ですよ問題は、ええ。

第4話;これは『ドクター・フー』を見ていなかった人はわかったのかな。ほんでもってやっぱり最後が後味悪い。

あ、ひとつだけお詫びと申しますか。
最初に「なんでカーディフ?」と書きましたが、『ドクター・フー』の新シリーズの製作がBBC Walesだったから、という単純な理由のようでした。
[PR]
by n_umigame | 2010-01-31 17:59 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fwest.exblog.jp/tb/10721067
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。