*さいはての西*

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『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』#1:「再挑戦の始まり」

1964年 ロンドン。ロンドン警視庁(スコットランドヤード)に勤務するジョージ・ジェントリー警部は、最愛の妻イザベラと舞台を観た後、帰宅する。そこに突然、1台の車が猛スピードで通り過ぎ、イザベラは轢き殺されてしまう。それは、ジェントリーが警察内部で起こる汚職事件の真相解明に乗り出した直後のことだった。

虚しさから一度は退職を決意したジェントリーだったが、妻の殺害に関与したと思われるギャングのボス、ジョー・ウェブスターが、バイク事故により不審の死を遂げた若者の葬式に参列して以来、姿を消したと聞き、事故のあったイギリス郊外のダラム郡へ向かうことに…。不審の死を遂げた若者の名前はビリー。ジェントリーは、ダラム郡警察のジョン・バッカスと共に、ビリーの死因について捜査することとなった。

バッカスは有能なことで知られていたスコットランドヤードのジェントリー警部が上司になることを、自身の昇進への近道とばかりにゴマ摺りをしたり、バイク事故についても思い込みの見解で捜査を進めていく。実はバッカスには、証拠をねつ造したという過去もあった。昔気質で、まずは証拠を見つけるところから捜査を開始するジェントリーは、バッカスと考え方や捜査方法の違いで何度も衝突しながらも、やがて、ビリーがバイクチームのリーダー・リッキーやローリーとトラブルを起こしていたという事実を突き止める。

さらに、次々と意外な事実が判明する…。 (AXNミステリー)


何とかならなかったのか、この邦題。

さて、いきなり毒を吐いてしまいましたが、おもしろいです!
ドラマ全体のあらすじだけ聞いていると、なぜ1960年代という設定にしたのかと思ったのですが、第1話を見て(とりあえず)納得です。

最初は「うへー、暗そうな話だなあ」と思っていたのですが、別にジェントリーは「孤高」というわけでもなさそうで、バッカスみたいな愉快な相棒はできるし、ヤード(スコットランド・ヤード)の幹部に友達がいるみたいだし、それこそNY市警のセルピコみたいに四面楚歌の一匹狼というわけではないようです。

それにけっこう脚本にもユーモアもあります。
「壁に耳あり」を警戒しているジェントリーがバッカスをホテルのロビーに呼び出して話をするシーンで、バッカスが同性愛者に偏見があることを逆手に取ってジェントリーがからかうシーンなどは大笑いしました。

若い刑事らしい野心の持ち主で、おしゃべりで陽気、おそらく立身出世のために結婚したのであろう奥さんとはすでに冷え切っていて、捜査の仕方はまず容疑者ありき、証拠を捏造するのも残酷な作り話を聞かせるのも相手が犯罪者とあらば厭わないバッカス。
寡黙で不器用そうで、愛妻家で、地道に証拠を固めてから犯人を割り出そうとし、相手が犯罪者でも刑事として私情を抑え公平であろうとする、潔癖な性格のジェントリー。(殺された奥さんがそんなジェントリーの職務を誇りに思っていたというのも当然でしょう。)

悠容迫らぬ、静かで大きい湖のようなマーティン・ショウのジョージ・ジェントリーと、こまどりみたいなジョン・バッカスが好対照です。
マーティン・ショウが自分に刷り込まれたのは『紅はこべ』のロベスピエールの手先の小悪党だったのですが(笑)、あんまりかっこいいので今回見直しましたよ、マーティン・ショウ。役の力は大きいですね。というより、役でこれだけ違う魅力が引き出せるというのが役者さんってすごいです。

年齢も親子ほど違い、いかにもではあるけれども、名コンビ誕生のラストシーンはシリーズが始まる第1回としてはうまいなあと思いました。
希望を感じさせる終わり方で始まるというのがいいですね。
(しかし「世界でも最低ランクのダメ刑事」って…(笑)。なんか、それ見たいです(笑)。「全米警察24時」みたいなのの裏ver.で「世界ダメ刑事ランキング」みたいなトホホ番組があったら、わたし、見ますよ!)

次回からも楽しみです。

次回は"Hustle"(「華麗なるペテン師たち」)のアッシュ・モーガンこと、Robert Glenisterが出るようです。
楽しみ!


ところで、合間に『王立警察ニコラ・ル・フロック』のCM(けっこう長めの)が入りましたvvv
あのテーマ曲を聴くと、早く次が見たくてうずうずしちゃいますねー。
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by n_umigame | 2010-04-25 16:26 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)
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Commented by 縁側昼寝犬 at 2010-04-26 23:51 x
ニセミさま~、私も見ましたよ! 
子供の頃に恋していたマーティン・ショウが……、し、渋い。奥さんが轢かれておろおろしてるところなんて、哀愁が炸裂してて、こっちまでおろおろしてしまいました。
AXNミステリーの掲示板にも「クリクリヘヤーで暴れてたドイルが」とか書かれてて、思わず「そう思う!」をぽちっとしてしまいましたよ。(・_・;) 
部下のバッカスが、評価のみを追求するダメ刑事から、真実を追う刑事になるのか、そこも気になります。
またBGMがドラマのちょっと枯れてる(失礼)感じに合ってて、いいですね。今後がとても楽しみです。

で、ええ、ニコラの番宣CMですが、私も見ましたっ!!!!
鼻血が出るかと思ったほど、血圧が一気に上がりました。今、AXNミステリーの「動画」で見られるのですが、次の更新時にはなくなっちゃうかもかも~。
私はほぼ毎日、堪能しております。ヾ(〃^∇^)ノ (暴走列車、通過します)
Commented by n_umigame at 2010-04-27 21:46
暴走列車もといマダム・サイドワインダー縁側昼寝犬さま!
いやー良い意味で期待を裏切られました、マーティン・ショウ。
奥さんが轢かれたシーンもよかった(と言っていいのかどうか)ですが、わたくしは誰もいない夜の海で一人で泣き出すシーンで胸キュンvでした~vvv(あああ) 
音楽もいいですよね~。

ニコラのCMご覧になりましたか! 
(いつでも見られるんですか! 知らなかったです~。)
もうあのCMだけでごはん何杯おかわりできますか!?てくらいでした、まさかと思っていたので!(*゚д゚*)=3
CM目当てで見たくもないのにチャンネルかけっぱになってませんか? 侮れませんな、AXNミステリーめ、こんなハニー・トラップをしかけてくるとは…。(違います)