*さいはての西*

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『王立警察 ニコラ・ル・フロック』#5~6「ロワイヤル通りの悪魔憑き」前・後編

Le fantôme de la rue Royale

王太子の成人を祝う花火大会で、大いなる賑わいを見せるパリ。人々がごった返す中、会場の警備を担うのはパリ市警だったが、隊長のラングリュメをはじめとして、市警の傲慢で怠惰な気質は、市民にいばり散らすばかりで満足に仕事をしていなかった。ニコラは揉め事が起きるのではないかと心配していた。(1ère partie)

ニコラの馬車を借りて災難に遭ったノーブルクールは、襲撃者のボタンをちぎり取っていた。派手な制服によく使われていそうな銀のボタンは、犯人を名指ししているのも同然の証拠だった。一方、行方をくらました気まぐれな恋人サテンとの再会を果たして、ニコラの気分は上向くが…。(2ème partie)
(AXNミステリー)


あまりにも期待していたため、ということもあるかもしれませんが、そして、今回は原作を先に読めていたということもあるかもしれませんが、何という、薄さ…。。・゚・(*ノД`*)・゚・。
なぜこんなにも薄味のドラマになってしまったのでしょうか。

メディア(表現媒体)が違えばそれぞれの長所・短所というものがあり、何が何でも原作(小説)のとおりにせよ、というような原作原理主義を唱えるつもりはまったくありません。
むしろ、小説は小説、ドラマはドラマです。とてもよくできていてドラマでしか味わえないエンタテインメントに仕上がっている、と思えば、原作を変えるのは全然「あり」だと思っております。

しかし、これは…。
もちろんあんなに長い原作をそのままドラマにした日には連ドラになっちゃうので、2時間で収めるには工夫しなければなりません。
第1話、第2話も原作にあったエピソードがごっそり抜けていたりしましたが、はしょるところははしょり、見せるところは見せる、という換骨奪胎が巧みで、なおかつ原作のマインドを大切にした作りに仕上がっておりました。
翻ってミステリー・ドラマとしてはどうかという点を虚心坦懐に見ても、クライマックス以外はあまり見るべきところがないというのが正直な感想です。
原作は、「悪魔憑き」がどう落ちるのかという点でけっこう引っ張ってくれたので、それが物語のミステリー(謎)として機能していましたが(そのオチはともかくとして)、ドラマではそういった牽引力がありませんでした。

そんなこんなで、一言でまとめてしまうと、非常に残念なできでした。

ということは、もう、ミステリ・ドラマとして見なくて良いということですね?
キャラ萌え的に見てキャーキャー言うて良いと、こういうことですね? サンキュー、サー!!(←誰)

というわけで、以下、見終わった方向けのネタバレです。















今回は、なんてったって「悪魔憑き」です。
途中で自分はいったい何を見ているのかわからなくなってき、あの少女のところは『エクソシスト』のリーガンか『チャイルド・プレイ』のチャッキーかってくらい、怖いよ!!!

しかしリーガン/チャッキー少女にも優劣つけがたく文字通りわたくしの度肝を抜いたのは、サルティンヌ総監初登場シーンです。
白!!!∑(゚д゚;;) 
ファンデ濃すぎです、閣下。それは日本で言うところのドリフの「志村のバカ殿」メイクです、閣下。しかし、相変わらずちょっとした仕草が非常にエレガントでした。今回、できるだけフランソワ・カロンさんはお顔を見ないようにしてそのエレガントな仕草を堪能することにしました。(ひでえ)
物語世界の時間経過、10年経ってモードが変わっているということを表現したかったのか、ニコラの髪型もちょっと違うし、サンソンはひげ面になっていました。(原作にあったサンソン・モテ男エピソードは出てきませんでしたね。いやこのひげ面でモテ男を語られてもな…って?)

以下、時系列で羅列いたします。

・出産はふつうに出産しても命がけだったでしょうね、母子ともに…。

・花火が全部白い。やっぱり花火は日本の花火だ。
花火をするときになぜそんなに火の元の守りが甘いの、ダメダメじゃん、ということが映像だとよくわかりますね。当時のパリが江戸のように、火消しが町のヒーローだったりしなかったようなのは、やはり建造物が石造りの都市と木造の都市との人々の意識の差なんでしょうか。(翻ってニューヨークは高層ビルが多いせいか、火災に対する意識が高い都市なんですね) 江戸では火事の際は大八車は御法度(道路をふさぐので)等法令が整備されていたそうで、火災に対する公儀の意識の高さが伺えます。(というようなことを阪神大震災のときに知りました)

・セマギュス兄貴は何か急に老けメイクになりましたね。(というより役者さんが実際に老k…ケフンゲフン)

・あれ、煙突は!? ニコラ真っ黒→行水シーンは!?(そこか)(そこだ!!)(「お銀の入浴シーン」みたいにレギュラー化してくれたらいいのにという、このあたくしの野望をどうすれば!?)(どうでもいい)(思えば第1話第2話は何かしらニコラが脱がされていたような気が…)

・ニコラ、それ、おでこに刺さってる刺さってる(痛い痛い)。
なぜ、そんなに寝込みというか後朝の朝(というようなみやびなものでもないが)に襲撃をかけるシーンが多いのか。

・と思ったら、ニコラ(というかジェロームさん)、指きれい~vvv

・お年寄りに大勢で寄ってたかって何てひどいことを!! 夜目にもニコラと全然違うだろシルエットが!!(ひどいのは誰だ)

・あれ、犬が黒いコになってる。このコも可愛いけど前の白いこは……?
なでなでしているブルドーさんにちょっとときめきました。犬の名前が字幕が「サイラス」になっていましたね。

・原作では実際に目撃したことになっていた、「宙に浮くシーン」は夢オチにされてしまっていました。えええ。

・原タイトルどおり、ちゃんと幽霊が。2回も。

・髪粉のスプレーにいたずらしていたらサルティンヌ総監が入ってきてうろたえるブルドーさんが可愛かったです。あんまり可愛かったので、謎解きクライマックスを前にして巻き戻して2回見てしまったことは秘密です。

・謎解きシーンだけは本格ミステリのように探偵役が「さて、皆さん」でした。

・サテンは相変わらずコケティッシュで可愛いかったですvvvvvv
しかし、ラストはいったい何をしに行ったのか。「あまりにもムサいので、ちょっと色つけてみました」みたいになっていました。お寿司のガリ扱いですかそうですか。

・ニコラ(ジェロームさん)は、saison1より立ち回りや乗馬は上手になっていましたね。
その訓練の成果を見てー! という感じのラストシーンでしたが、チャンバラのシーンは、クサい(笑)。でも可愛いからいいけどv

今回はジェロームさんの口v字笑顔があまり見られなかったのが残念でした。

そして今回のドラマとしてのできを思うと、次回を見るのがちょっとコワいです……。
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by n_umigame | 2010-05-23 20:36 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(3)
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Commented by 縁側昼寝犬 at 2010-05-24 00:32 x
 期待が大きかったのか、なんて言うか、うーん、言葉を失いますね。行水シーンがなぜないんだっ?(え、そこ?) 肝心な悪魔憑きが夢オチとか、シルスが全然働いてないとか、原作と犯人が違うとか、挙げれば切りがないですが、ネタを撒いて回収して、という時間配分を根本的に間違えてるのではないかと思うくらい悲惨。脚本家はSaison1と変わってないので、あとはもう監督の力量かと…。(ノД`)
 ということで、ご一緒にきゃーきゃーするだけに専念できますねっ。^^ (ちが) チャンバラシーンはクサいですが、ジェロームさんが可愛いから許しますよ、私は。あのシーンの笑顔はステキでした。(/ω\) 私はあのシーンのサテンの位置は、「カレーの福神漬け」だと思ってます。
 次回は覚悟しておいた方がいいかも…。タイトルが火サスだし。(いやそれはAXNミステリーのせいだから) いくらユーロが安くても、DVDを買う気がなくなりつつあります。(・_・;)
Commented by n_umigame at 2010-05-25 22:56
「カレーの福神漬け」!!!((´∀`)) それですよ、それ!! こう、文字通り「紅一点」というのでしょうか、そんな感じでしたね~。正直、サテンが出るシーンなくても話回りますよね、これ。(全世界ポンちゃんファンの皆さまごめんなさい! だってホントのことなんだもの!)(えええ(゚Д゚))
ポンスさんは可愛いので、個人的にはもっと出て欲しいのですが、カレーの福神漬け扱いならいっそカレーだけでおかわりしたい。それが今現在の偽りのない気持ちです。次回もドラマ的にはあんまり期待できないですね…「ううん、きっと、AXNミステリーのタイトルだけがマズいのよ、だって、ジョージ・ジェントリーだって「孤高の警部」だよ「孤高の警部」!(゚m゚*)プッ」とか自分に言い聞かそうとしてましたが、#5~6を見てさらに望み薄に………。(つづく)
Commented by n_umigame at 2010-05-25 22:57
(つづき) い、いや、もうわたくしたち、(1)ジェロームさんが可愛い (2)ジェロームさんがチラ見せ(何を) だったら、万事オッケー!イエー!! といういろいろと間違っているかもしれない見方をしていますので、今後はさらにそれを拍車をかけてまいればいい、と、こういうことですよね? 
やー、チャンバラシーンのジェロームさんの笑顔は可愛かったな…。
これでノーブルクールさんが瀕死のときに泣いてくれればもっとこう…(「こう」何かねこのヘンタイ★)