新書、4冊。

最近いろいろと読み散らかしているのですが、まったく感想を書くのが追いつきません。
あきらめて、自分の読了メモ代わりに記事にしておきます。申し訳ない。

『日本人へ リーダー篇』
『日本人へ 国家と歴史篇』塩野七生著(文春新書)文藝春秋

→「文藝春秋」掲載の随筆の新書化。「文藝春秋」読んでませんが。
「リーダー篇」「国家と歴史篇」とありますが、どちらもそんなにテーマ性が強いわけではなく、いつもの塩野七生さんの時事エッセイです。
内容とまったく関係がないのですが、塩野七生さんの文章の行間から立ち上ってくるような色気はいったい、どうしたことでしょうか。読んでいて毎回くらくらしてしまいます。

『生き方の不平等 : お互いさまの社会に向けて』白波瀬佐和子著(岩波新書)岩波書店
→乱暴な表現を選ぶと、最近の「格差もの」というのでしょうか。そんな1冊でした。生まれる前からある格差はどうしようもないよね、といったちょっと投げたような部分も見られるのですが、現状を概観するのに適当な良書とは言えると思います。
安易な打開案や精神論をぶち上げる人よりは信用できますが、しかし何らかの見識を期待して読んだ本ですら閉塞感を感じてしまうと悲しいですね。

『子供をふつうに育てたい』長山靖生著(ちくま新書)筑摩書房
→青臭いことを承知で申し上げると、「ふつう」ってなんだよ。と思います。
何か「ふつう」という基準があると思いこんで、自分は「ふつう」だと思いこんでいる人が、自分の考える「ふつう」から少しでも外れるとコミュニティーから阻害する、という図式が出来上がっているから、ますます閉塞していき、澱のようにさまざまなものが沈殿してしまうのではないのか。
この著書でも、世間で何か事件があるとメディアは「のぞき見的(他人事、うちとは関係ない下世話な好奇の対象)」報道の仕方を選択する、というようなことが書かれていますが、それを我がこととして考えなければならないのではないか、とういう趣旨で語られる本のタイトルがこれってどうなの、と思ったことでございました。
読みやすくて新幹線の片道で一気読みでした。
[PR]
トラックバックURL : http://fwest.exblog.jp/tb/11746308
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by n_umigame | 2010-08-15 19:11 | | Trackback | Comments(0)

Welcome. 本と好きなものがたり。


by n_umigame
プロフィールを見る
画像一覧