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『名探偵ポワロ』シーズン11#1「マギンティ夫人は死んだ」

ポワロのもとに旧友のスペンス警視が訪ねてくる。ブロードヒニーという小さな村でマギンティ夫人が殺され、彼女の家に間借りしていた青年ベントリーが逮捕されて死刑判決を受ける。だが警視はベントリーが無実と考えポワロに再調査を依頼。
ブロードヒニーに着いたポワロは、偶然村に滞在中の知人の推理小説家オリヴァ夫人に遭遇。マギンティ夫人の遺品を調べたポワロは、記事が切り抜かれた新聞を発見する。(NHK海外ドラマHP)


シーズン9~10辺りの原作からの改変が、的を射ていない上にドラマとしてもさして成功していないという八方塞ぎになってしまっていたので、「ポワロの新シリーズだ! わーい!!」と手放しで喜べなくなってしまっていましたが、今シーズン第1話は、非常に安心して見ていられました。
原作通り、そしてこのドラマシリーズの良かったところをできるだけ忠実に再現しようとしていました。

おや?と思ったのはカメラワークで、アップや俯瞰が印象的に使われていました。

これは旧来のファンからすると喜ばしいところなのですが、新しいファンからするとどうなのかなとそこだけが少し気になりましたが、アガサ・クリスティーはこういう感じの世界なんですよ、それが合わないのであればよそを当たってください、というスタンスで良いと思います。
エンタテインメントは純文学作品と違って、例えばシェークスピアの作品を前衛的な作品に解釈しなおすというわけにはいかず、大胆な改変はかえって原典の良さを損なうことが多い気がします。
改変することで原典の新しい魅力、異なる解釈が発掘でき、それを視聴者に伝えることができなければ改変の意味がありません。

ものによると思いますが(例えばシャーロック・ホームズのようにパスティーシュの方が原典を越えるほどの作品数が出ている場合などはまた別だと思います)、そして保守的だと思われるかも知れませんが、アガサ・クリスティーはこれで良いのだと思いました。
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by n_umigame | 2010-09-19 18:42 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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