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『警察の誕生』菊池良生著(集英社新書)集英社

警察の歴史をひもとくとき、今日のようなシステムが整うに到るまでには、その道筋は一筋縄ではいかなかった。そこには長い歴史が存在する。ヨーロッパにおける警察組織の発達過程は、王権や教会、都市といった様々な権力機構と不可分の関係にある。ヨーロッパ王朝史研究を専門とする著者が、各時代の独特な捜査法を紹介しつつ、ヨーロッパで近代警察が誕生するまでの背景、更には警察史を通じて見えてくる「新しいヨーロッパ史」を描き出す。
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日本→ヨーロッパ→日本、という順番でぐるっと警察の歴史を描き出す…おつもりだったのかと思われますが、残念ながら、帯に短くたすきにも短いという食い足りない1冊となっておりました。

パラ見したときから薄そう…と思いつつも、買ったのは、第5章の「パリ『警察』の誕生」で警視の役職について触れられていたからです。
え、なんでってそりゃあなた、おほほほほ。
17世紀初頭、パリは16街区に分けられていて48人の警視がいた、といった点は興味深く読ませていただきました。(このころのパリの”警視”は日本で言えば駐在さんっぽかったとか(笑))

ほかには江戸時代の目明かしが超嫌われたとか、コネタとしてはおもしろい内容だったので、できれば単行本として、もう少し詳しい内容で、せめて日本と西欧は分けて書くべきだったのではないかと思いました。
…しかし、どこの国の警察も嫌われてますね~(笑)。当然じゃんといったこともしているのですが、日本みたいに「お巡りさん」といったどちらかというと親しみを込めた愛称が警察官に対してある国がちょっとめずらしいんだよ、と書かれている著作も複数見かけました。
そうなんだ。
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by n_umigame | 2010-12-26 21:03 | | Trackback | Comments(0)

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