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『おべんとうの時間』阿部了 写真, 阿部直美 文(木楽舎)

全日空機内誌『翼の王国』の人気No.1エッセイ、待望の書籍化!

本書はお弁当のレシピ本ではありません。阿部夫婦(夫・カメラマン/妻・ライター)が全国各地の手作り弁当を二人三脚で取材したフォトエッセイ集。
海女、釣り堀経営、素麺職人、高校生、猿まわし、営業マン、大学教授……市井の人たちが照れながら見せてくれた手作りのお弁当。 食べながら語られるのは、仕事のこと、家族のこと、こどもの頃のこと…。そこには、お弁当の数だけ絆の物語がありました。
本書を読むと、子供のころのお弁当が懐かしく思い出され、また、手作り弁当を味わいたくなる、そんなあたたかな一冊です。 (Amazon.jp)



『トラウマ映画館』があまりに怖かったので、お口直しに目も心もあたたまり、健康的におなかが空く本を。(笑)

ここ数年のお弁当ブームともあいまって、見ているだけで楽しいお弁当の本がたくさん出版されるようになりました。自分も去年から数年ぶりにお弁当生活に戻り、そんな本をいろいろと楽しませていただいております。

しかし、人様のお弁当を見るのって、なんでこんなに楽しいんでしょうね。

オールカラーの写真で、手作り弁当の持ち主さん、お弁当の写真、+αの3ページと、+1ページに文章、という一人4ページで構成されています。
ふつうの言葉で、ときに方言混じりで語られる言葉が書き起こされているのですが、そこから人々の暮らし、仕事、家族のことなどが、読んでいるだけで目の前に見えるようで、この文章もとてもいいです。人間は良い意味でみんな一人一人なのだということが伝わってきます。(別の言い方だと「オンリー・ワン」なのですが、この言い方あまり好きじゃないので)

紹介されるお弁当は、カリスマ主婦が作ったようなきれいなものばかりではないし、高級な食材が入っているわけでもない。大きなおにぎり一個だけだったり、お弁当箱に入ってすらいないものだったりするのですが、その人それぞれの理由も、お人柄が見えるようだったりして、小さな(けれどある意味大きな)物語になっています。
食べ物に対してももちろん、食べることに対しても真摯なことが、この人たちのお弁当からは伺えます。食事が人間を、ひいてはその人間が生きる人生を作っていると考えると、本当に食べることというのは大事なことだと思っています。

一つ一つを丁寧に読んでお弁当の写真を見ていると、なんとなく自分も力をもらったような気になります。自分も明日もがんばらなくちゃと。
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by n_umigame | 2011-04-15 14:32 | | Trackback | Comments(0)

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