*さいはての西*

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『平台がおまちかね』久世番子著/大崎梢原作(ウィンウグス・コミックス)新書館

書店の片隅から平台の本をニヤニヤ見守る謎の人物!?
井辻智紀は老舗出版社・明林書房の新人営業マン。

個性的な書店員&ライバル出版社の営業に鍛えられながら、
今日も「ご注文ありがとうございます!」。

一人前の営業マンをめざす井辻くんが、
新刊フェアのご案内からポップの暗号解読まで、
日々の業務(?)に奔走するハートフル・ミステリ!

「暴れん坊本屋さん」でおなじみの久世番子が
「成風堂書店事件メモ」シリーズの大崎梢の人気作をコミック化!
(Amazon.jp)

サブタイトルは「出版社営業・井辻智紀の業務日誌」。
原作は未読ですが、いわゆる「日常の謎」系のコージー・ミステリのようですね。
でも原作未読でもまったくOKでした。

いきなり脱線しますが、アガサ・クリスティのミス・マープルものがコージーと聞き、びっくりした覚えがあります。日常的な風景の中で起きる事件という意味では、狭いセント・メアリ・ミード村で事件が起きていますが、事件のレベル(?)がすでに日常じゃないだろというか(笑)、解決しなかったら困る問題という意味で、あれはコージーと言えないと思っていました。

そういう意味でも、こちらの作品はコージーです。
謎があってそれを解き明かす、という意味でミステリですが、その謎は解き明かされなくても、つまり解決できなくても支障ないミステリー。
そんなこと言ってしまうと身も蓋もないのですが…。

主人公の「ひつじ君」こと井辻くんは東京創元社、そのライバル(?)というかよくからんでくる他社の営業マンという真柴さんは早川書房の営業さんがモデルだと思われます。
カラー口絵のエプロンの色から、おねえ言葉のチーフ(男性…ですよね??)がいる書店、これはえーと某J堂書店さんか…??
とか、本好きにはそういうことを推理する楽しみもあります。首都圏の方だともっと「これはあそこの書店じゃないか?」と思われるのでは。
(ほかの営業マンもなんとなく、あそこか…? とか(笑))

原作未読のくせに言うなと思われそうですが、マンガで読む方が楽しいかも知れないなと思ってしまいました。
久世さんの絵による表現が楽しいということもあるのかもしれませんが。
そして理由を説明できないのですが、ちょっぴり、学研のワンテーマ学習マンガのシリーズを読んでいるような錯覚に陥りました…な、なぜだ自分!?

作中の久世さんイラストによる「こぶたのルーカス」、これ絵本出てたら買いますよ。
もっと言うと、カバー折り返しで小さい女の子がうれしそうにかかえている、番子さんの自画像(?)がでかでかと描かれた絵本とおぼしき本、これ、出てたら買いますよ!!
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by n_umigame | 2011-05-16 16:23 | コミックス | Trackback | Comments(0)
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