*さいはての西*

fwest.exblog.jp
ブログトップ

『刑事ヴァランダー』#0: 「原作者ヘニング・マンケルと刑事ヴァランダーの世界」

ドラマ『刑事ヴァランダー』に先だって放送された、ヴァランダーの世界を紹介した特別番組。

進行役は作家のジョン・ハーヴェイ、ゲストとして登場する作家もジェフリー・ディーヴァーやアン・クリーヴスといった第一線で活躍する方ばかりで、ヘニング・マンケルに特に興味がなくても、それぞれの作家のファンだけでも見る価値があるのではないでしょうか。

いやー、ヴァランダーがいかに地元で愛されているかよーくわかりました。

ヴァランダーが住んでいるとされるマリアガータンには音声案内が設置され、特製「ヴァランダー・ケーキ」(超甘そう)に、ホテル・コンチネンタルにはヴァランダー席!
のりのりすぎだスウェーデン!
まるで『北の国から』大フィーバーの富良野です(笑)。(行ったとき大笑いしました)(ドラマは知らないくせに)

実際にイースタ警察の警部にインタビューするなど、念の入った作りになっていました。(この女性警部さんが「2000年以来殺人が7件、これは多すぎる」とおっしゃったのにびっくりしたのですが、わたくしの聞き間違いでしょうか。これはイースタ警察署管内だけで起きた件数としては、ということですよね?)
*Wikipediaによると
「ICPO調査による2002年の統計では、日本では年1,871件の殺人が発生しており、人口10万人あたりの発生率は1.10件で先進国の中ではアイルランドと並んで最も低い。なお、日本の統計において「殺人」は、殺人既遂のみならず殺人未遂・予備や自殺教唆・幇助を含むと定義されている[5]。

他国の発生率はアメリカ合衆国5.61件、イギリス18.51件、ドイツ3.08件、イタリア3.75件、フランス3.64件、スウェーデン1.87件、オーストラリア3.62件、スイス18.45件、ロシア22.21件[6]。なお、日本の殺人認知件数は毎年減少傾向にあり、1958年(昭和33年)には2,683件だったが、2009年には戦後最低の1,097件を記録した。そして、2010年はさらに1,067件に減少し、戦後最低件数を更新した。

ただし、他の先進国に比べて低いとされる日本の殺人発生率は、警察が殺人発生率の増加を恐れるなどの理由により不審な死(変死)の可能性があっても解剖に回さず、自殺や事故、心不全にしたがるため殺人が見逃された結果であるという説もある[7](ただし根拠は乏しく、また暗数はどの国でも発生する問題でもある)。特に司法解剖の医師不足は深刻で、現状、犯罪被害死体のほとんどが司法解剖されていない状況にある。」


とのこと。

今回のケネス・ブラナー主演のドラマでは『目くらましの道』から始まります。
これはヴァランダーシリーズの第5作目に当たるのですが、むしろドラマとして見るには正解だと思いました。
と言うのは、第1作『殺人者の顔』~第4作『笑う男』までは、事件が「なんでリガ?」とか「なんでアフリカ?」といったような、著者のヘニング・マンケルの興味のおもむくままヴァランダーが振り回されているような印象でした。
ヴァランダーのキャラクター自体がちょっと落ち着かない印象で、やたらと惚れっぽかったり(これが女性から見ると自分勝手な男にしか見えず好感が持てない)、抑鬱気味になっては警察官を辞めて警備会社に転職しようと思いこんだりで、「そりゃあいろいろ気の毒だとは思うし、たまにはグチも弱音も吐いてもいいよ。けど、それを言い出したら誰だっていろいろありつつがんばって生きてるんだから、ちょっとはしゃきっとしろやー!」…と素直に同情できない部分がありました。
それが、『目くらましの道』くらいから、だんだんふつうに同情できるようになってきた感があります。(笑)

そこから始めるってのがやっぱりケネス・ブラナー、相変わらずナルシーだなーと別の感想も抱きました(笑)。演技が巧いのがなおさらたちが悪いと申しますか…。
でも以前ほど鼻白むほどの露骨なやり口ではなくなっているので(映画『ハムレット』を見たときはさすがにげんなりしました)、ふつうに楽しく見ることができました。

最近翻訳が出た『背後の足音』が1997年の作品で、ヴァランダーシリーズは9作で完結、10作目は途中まで書いていやになって燃やしたそうです。

どんなラストシーンが待っているのか、楽しみです。
翻訳も早く続きが出て欲しいです。
[PR]
by n_umigame | 2011-08-22 19:17 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fwest.exblog.jp/tb/14399176
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。