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『修道士ファルコ』青池保子著(白泉社文庫)白泉社

14世紀後半のスペイン。『鷹(ファルコ)』と呼ばれたナバーラ随一の剣客がいた。彼は闘いに明け暮れた日々を悔い改めて、剣を捨て修道士となった。修道士は頭頂部を剃髪するトンスラにしなければならないのだが、彼にはトンスラにできないオソロシイ(!?)秘密があった! ドイツへ赴いたファルコは、リリエンタール修道院に身を寄せる。あまたの個性的な修道士がいるそこで、彼らとともに様々な事件や陰謀に遭遇していくのだった…。(裏表紙より)


”デレク・ジャコビって鬼エレガンス”話から、ドラマの『修道士カドフェル』が猛烈に見たくなったものの録画しておいたVHSを全部捨ててしまったらしいことに気づき、仕方なしに『修道士ファルコ』を読み直そうと探したところこれも大きい判のコミックスを捨ててしまったらしいことに気づき、仕方なしに文庫を買い直しましたとさ。
(ちなみに『修道士カドフェル』は邦訳も在庫がさみしいことになってきておりますね…。やっぱり全部揃えておけばよかったな~)

お話は裏表紙の紹介どおりです。
俗世ではナバーラ王家の縁の騎士で名うての剣客だったというファルコが、やはり俗世では騎士で捜査官だったオドといっしょに修道院の危機を救うべく大活躍する、というのが大筋です。
「小鳥の心臓」のリリエンタール修道院長、俗っぽい狡知にもたけた副院長、写本オタクのアルヌルフなどなど、脇を固めるキャラクターも個性的で楽しいです。

端正な絵柄で、当時の修道院の様子がよくわかりますし、歴史ミステリ好きの方にもオススメいたします。

以前は青池保子さんの絵はカッチリとしすぎていて硬い印象があり、ちょっぴり苦手だったのですが、きちんと読んでみると長年人気があるのも頷けるなあという、ちょっとおとぼけの楽しい作風でした。
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by n_umigame | 2011-11-13 18:18 | コミックス | Trackback | Comments(0)
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