*さいはての西*

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『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011)

17世紀フランス。銃士になる事を目指し、田舎からパリへと出て来た18歳のダルタニアンは、偶然に憧れの三銃士アトス、ポルトス、アラミスと知り合う。国王・ルイ13世から宮殿に呼ばれたダルタニアンと三銃士は、そこで英仏の和平交渉にやって来た英国のバッキンガム公爵と美女・ミレディと会う。その頃、ルイ13世に不満を持つリシュリュー枢機卿は、王妃を巡る陰謀を企み、二重スパイのミレディに王妃の首飾りを盗み出させていた…。
(goo映画)


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2D字幕版鑑賞。
楽しかった!!!
IMDbで予告を見たときから、「うっわあ~、なんてあちゃらかそうな映画!」とわくわくしておりましたが、期待どおりの安心のすちゃらかムービー(笑)でした!

最終回のレイトを見たのですが、あまりにも気に入って、売店が閉まりかけていたところを
「パパ、パンフください!!」ε=ε=ε=ε=\(>Д<)ノ¥
と駆け込みでパンフレットを買いました。(お姉さん、すみません…レジしめてましたよねもう…)
そげな迷惑行為のあげくゲットしたのが↑のパンフレットです。えへ☆

さて、予告での印象では、アラミス役のルーク・エヴァンスがかっこいいなあ~vvvと思っておりましたが、本編を見たら『大聖堂』のフィリップ院長ことアトス役のマシュー・マクファディンの低音の美声に腰抜かしました。『大聖堂』は吹き替えで見ていたのであまり印象に残っていなかったのですね。もったいないことをしたかもしれません。
原作でもアトスが好きなんですが、これまで見たいろいろ三銃士の中で一番好きなアトスです!

また、改めて「アレクサンドル・デュマは偉大だ…」と思いました。
わたくしは原作の大ファンですが、この作品は原作が好きな人が作った映画だということが伝わってきました。
時代を超えて何度も何度も映像化される古典というのは、やはりテーマに普遍性があるからなのでしょう。

以下、ネタバレになりますのでもぐります~。
全面的にネタバレにつき、注意です!
(*追記あり*)













以下、箇条書きで。

・いきなりミッション・インポシブルなイントロで大爆笑、大アクションの三銃士大活躍でツカミはオッケー。キャラクターの紹介の仕方もスピーディーで巧いと思いました。
・あらあら、アトスとミレディの「大人の恋の過去の因縁」てこんなルパン三世的な…? (゚m゚*)プッ!
・…とか笑っているうちに、ダルタニヤン登場。ちゃんと貧乏貴族のお父さんとお母さんの愛情あふれるお別れの場面から始まるなんて!!原作ファン感涙! 
・そうなんだよね、ダルタニヤンは19歳。とっても両親に愛されて育った子なんですよね、うんうん。
・お父さんのはなむけの言葉がいいですね~。(これは映画を見て~)
・…とか泣いているうちに、ダルタニヤンとロシュフォール伯爵の邂逅。これも(ちょっぴり違うけど)原作どおり。
・そしてダルタニヤンがパリへ。やってくるなり持ち前の短気で自尊心の高い性格から三銃士と決闘するはめになるところも原作どおり。

もう、このあたりから「うわああ、これ『三銃士』だ、『三銃士』だよー!!」と、ニヤニヤ笑いが止まらなくなって画面に釘付けで見ていました。

・…ら、ちゃんとリシュリューの護衛隊とチャンバラになるシーンで、いきがかり上三銃士の側につくことになるダルタニヤン。という原作のシーンもそんまんま。
このシーンでは役者さんたちのフィジカルな動きがとっても美しくセクシーで、ますます目が釘付けに。けしからーん!! もっとやれー!!
・「4対40」の勝負は(元)銃士たちの勝ち。拍手喝采。町の人たちに愛されてるね、三銃士。(原作では酒代踏み倒すわ女グセは悪いわで、お世辞にも品行方正な人たちではないんですけどね^^ でもとても魅力的です。)

・ダルタニヤンに「宿がないなら、おれらんとこに来いよ」といいやつのポルトス。
って、待って。3人ともいっしょに住んでるの? と思っていたら、貧乏なのね。これも原作どおり。
・ミレディとのことがあってすっかり女性不信になってすねているアトス。これも原作どおり。
・そんなアトスを「あいつは見た目は冷たいけど…」とフォローしかけるアラミス、「…見た目どおり底の方も冷たい」と笑って受けるポルトス。このべたべたしない関係がいいなあ。
・このシーンでアラミスが本を読んでてメガネかけてて、きゅーんvとなりました。似合うなメガネ!同じのほしいよ!
・お笑い担当はプランシェ。原作ではダルタニヤンの従者だけど、この映画では三銃士の共有の従者みたい。原作では三銃士もそれぞれの個性に応じた従者をもっているのですが(貧乏でも貴族ですので…)、お約束ギャグらしい「黙れ、プランシェ」は、アトスの従者グリモーが主から沈黙を命じられているところから来てるのかな?と思いました。
・プランシェに「酒買ってこい」と人使いが荒くてほぼ飲みすぎの日々を送ってるくさいのは原作どおり。このシーンも笑った!
・それよりさらに寒空にベランダで寝るはめになったプランシェに笑った!!

・さて、広場での騒ぎについては、もちろんバッチリ国王陛下にチクられました。
・ルイ13世登場。お約束どおりのアホの子でしたが、意外と(失礼)見どころがある男子くん。
バッキンガム公爵とのおしゃれ男子決勝戦に命かけてるところが笑えました。
同じ色の服がかぶる方がいやじゃない?と思ったのですがそうでもないらしい。そしてバッキンガム公爵みたいなツッパリ(死語)リーゼントがファッション・リーダーってのが、大丈夫かこの世界は。
・リシュリューは罰するつもりでルイ13世の前に三銃士+ダルタニヤンを呼び出しましたが、アンヌ・ドートリッシュ王妃の機転もあり、結局新しいお洋服と金貨を下賜されることになった4人。

・さて、アンヌ王妃がバッキンガム公爵と密通しているという事実をでっちあげてクーデターを目論むリシュリューは、ミレディに二重スパイを命じます。
・ものすごいセキュリティの張ってあるお部屋から、王妃の首飾りを盗み出すミレディ。

・王妃の侍女コンスタンスに一目惚れしたダルタニヤンは、そのコンスタンスから「王妃の首飾りを取り戻してきて」と言われて受けることに。(コンスタンスは独身の若いお嬢さんでした)
・外を包囲され、どさくさに三銃士もついてきてくれることに。

・パリ→カレー、早!!(時間の都合だよ)

・「三銃士と並ぶとダルタニヤンだけが小柄」という絵に萌え始めました。大人の男3人(一人すねてるけど)に若造一人。いいないいな!!

・で、いろいろあって(笑)。

・空中戦になりました。楽しそうだなこのダ・ヴィンチの飛行船。
・「ラピュタは本当にあったんだ…」!?
・ロシュフォール伯爵が絵に描いたように卑怯者。こうでなくっちゃね悪役は。
・「女と首飾りと交換だー!」わはははははは!
・どうせ首飾りを返しても撃ってくるとわかっているのに、と言うダルタニヤンに「おれみたいになるな」「国より女だ」「一人の人生はつらいぞ」「愛のために戦え」(←いろいろはしょりすぎにはしょってます。)と説得するアトス。
でもこのアトスもある意味原作のスピリットを体現してるかも…と目がきらきらしてしまいました。

・めでたしめでたし。

・と思ったらやっぱり生きてたか、ミレディ。
・イギリス海軍がペイバックに来るぞ来るぞー!!

は~おもしろかった!!
続きそうな終わり方でしたが、キャストが皆さんとても良くてキャラクターを見ているだけで楽しいので、続編が来たらぜったいに見に行きます!

あえて文句をつけるとすれば、三銃士とダルタニヤンがなぜこんなに意気投合して固い友情で結ばれているのかというシーンがなかったため、なりゆきで行動をともにしているように見えるところでしょうか。
最初の広場でのチャンバラシーンでも、ダルタニヤンが三銃士の味方をする、と自分で決めるのではなく、ダルタニヤンの背中をアトスが守りに来るという絵でしたね。そこだけが残念でした。

…え。ほかにも残念なところがいっぱいあるだろって?
まああるんだけど、自分にとって、それはあえて言わなくても良い映画でした。

パンフレットにオーランド・ブルームのインタビュー記事が載っていて、「今は決して楽な時代ではない。これは、観客を2時間別の世界に連れていき、すべてを忘れさせてくれる、そんな映画だ」と言っています。
とても納得しました。

原作、読み直します!


*追記*
一番「ほわ~(*´∀`)~3」となったシーンの感想書きもれてましたっ!

ミレディがアトスに撃たれる前に海に身投げした後、アラミス(だったかな)が「彼女らしい死に方だ」と言ったあと、アトスが「いや、わたしのためだ。撃っていたら一生後悔していただろう」と言うシーンで、「ほわわ~(*゚Д゚)…きゅーん…vvv」となりました。(←あほ)
アラミスのセリフは、カトリックの国で自殺するということはその魂は永劫に救われない、という意味合いもあったと思うのですが、アトスは、自分が地獄へ堕ちる方がアトスに一生苦しい思いをさせるよりましだとミレディが思った、つまり自分に対するそれほどの思いやりと受け取った、ということですよね。
甘ちゃんと言えば甘ちゃん(だってアトスはいいとこのぼんぼん。昨日まで忘れていたけど。)、それでもそう受け取るアトスがいいなあvvvvvv と思いました。
やっぱりこの映画作った人、原作の『三銃士』好きなんだなあって。
その分、ミレディもちょっと(どころか全然?)憎めないキャラになってしまっていましたが。^^

…でもきっとこれはこれで「自分のせいで彼女を自殺に追いやってしまった…」とか、うじうじ悩むんだろうな(笑)。
なので、早く続編を作ってください。
ミレディが生きている姿を見て「おまえ生きてたんかー!くわー!おれの悩みはなんだったんだー!!」と頭かきむしるマシュー・マクファディンさんのアトスが見たいです。
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by n_umigame | 2011-11-16 21:37 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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