*さいはての西*

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『仮面の男』(1998)

<解説>
太陽王と呼ばれた皇帝ルイ14世と仮面の男の謎を描く大河ロマン。文豪アレクサンドル・デュマの名作『鉄仮面』を、「ブレイブハート」の脚本家で本作が監督デビューとなるランダル・ウォレスの監督・脚本で映画化。製作総指揮は「ブレイブハート」のアラン・ラッド・Jr.。撮影は「マーズ・アタック!」のピーター・サシツキー。美術は「ネイキッド・タンゴ」のアンソニー・ブラッド。衣裳は「恋の闇 愛の光」のジェームズ・アシュソン。出演は「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオ、「チャイニーズ・ボックス」のジェレミー・アイアンズ、「ハムレット」のジェラール・ドパルデュー、「コン・エアー」のジョン・マルコヴィッチ、「エンド・オブ・バイオレンス」のガブリエル・バーン、「リディキュール」のジュディット・ゴドレーシュ、「彼女たちの関係」のアンヌ・パリローほか。

<あらすじ>
ルイ13世に仕えた親衛隊の面々であるアラミス(ジェレミー・アイアンズ)、ポルトス(ジェラール・ドパルデュー)、アトス(ジョン・マルコヴィッチ)もすっかり年老いた。その中でただひとり、ダルタニアン(ガブリエル・バーン)だけが銃士隊長として若きルイ14世(レオナルド・ディカプリオ)の下に仕えていた。度重なる戦争によってフランスの国民は極度の飢えに苦しめられていたが、宴にうつつを抜かす日々。そんな国王に恋人クリスティーヌ(ジュディット・ゴドレーシュ)を奪われたアトスのひとり息子のラウルは戦地に送られ死に、アトスは国王に復讐を誓う。一方、イエズス会の首領アラミスは、かつての盟友を集め、バスティーユ牢獄に幽閉されている仮面の男と国王をすり替える計画を提案。アトスとポルトスが協力を申し出るが、ダルタニアンだけは協力を拒んだ…(後略)
(goo映画)



プチ『三銃士』祭り、続行中~。

昔劇場へ見に行った記憶がありますが、再度DVDで見直してみて、こんなにおもしろかったっけ? と思いました。
(一番びっくりしたのは、ヒュー・ローリーがちょい役で出ていると知ったことです。)

当時主演のレオナルド・ディカプリオが大フィーバーで、きっと”レオ様”を見る映画だったのかと思いますが、今も昔もオヤジスキーにとってこの映画のツボは四銃士以外の何ものでもありません。

4人がすんごいカッコイイ。
(吹き替えも、ダルタニヤンが津嘉山正種さん、アトスが大塚芳忠さんて…! アタシを殺す気か…)

中でもダルタニヤン役のガブリエル・バーンはおいしいところをさらっていったな~と思いました。
(そして、「なんで毎回毎回、恋人は人妻なんだ!?」と思った覚えが。フランス人の恋愛感覚ってよくわからない…)
見直してみて以前と感想が変わったところは、中野京子さんの本を読んでからアンヌ・ドートリッシュの印象が良い方へ変わったこともあり、「ダルタニヤン、女性の趣味いいじゃないか」と思った点です。(笑)
また、機転がきき(ガスコンらしく?)、無用な暴力を使わずに市民の暴動を抑えるシーンや、自分と仲間の三銃士の命がかかっている場面ですら部下をかばうなど、ダルタニヤンが腕が立つからという理由だけで部下から慕われているわけではないことがわかります。

あと、元々童顔ハンサムが苦手だったのでレオナルド・ディカプリオの良さがわからなかったのですが、この作品ではまったく性格の異なる双子の兄弟をきちんと演じ分けているところがすごいなあと思いました。

原作ではアトスとダルタニヤンが好きだったので、二人が喧嘩してしまう(と言うか、ダルタニヤンがアトスから一方的に憎まれてしまう)、1対3になってしまうというシチュエーションは見ていてとてもツライのですが、最期はアトスとアラミス、ポルトスに見守られて息をひきとるシーンでは、これで仲直りしましたということかな…とほっとしました。こんな仲直りも悲しいけど。
ただ原作でも袂を分かつ(2対2だけど)という設定があります。最後まで生き残るのはアラミスだけど、ダルタニヤンの死をもって神は4人の魂を召しあげられました、という語りだったと記憶しています。

ポール・W・S・アンダーソン版の『三銃士』はとにかくにぎやかでコミカル、セリフでばんばん物語を回す映画でしたが、『仮面の男』は少ないセリフと俳優さんたちの演技で心理描写を見せる映画です。おかげでちょっと地味だしテンポが悪く感じるところや、セリフも取って付けたように感じる部分もありますが、こちらも意外とコミカルで、どちらの『三銃士』も好きです。

ちなみに『仮面の男』も史実に元ネタがあります。
1700年頃バスティーユ牢獄に実際に顔を覆われた囚人が収監されていたらしく、デュマはこの史実を題材に、「ダルタニヤン物語」の第三部に当たる『ブラジュロンヌ子爵』のエピソードの一部として採用したそうです。
「鉄仮面」(Wikipedia)
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by n_umigame | 2011-11-21 21:57 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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