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『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』#8話「隠された正体」 ; Gently Evil

ドメニカという女性が頭部を殴られ殺害された。彼女の顔には、ハンカチが掛けられていた。隣人の証言によると、彼女の部屋にはスコットランド訛りのある男性が訪ねてきていたらしい。捜査当初、別居中の夫アラン・チャールトンが犯人のように思われた(AXNミステリー)


はい、ジョージ・ジェントリーとバッカスのコンビが帰ってまいりましたよ!!待ってましたよ~。

あまりにも久しぶりで、今までどういうお話になっていたか忘れておりましたが、前回はこんな話でした。
とりあえず何ごともなかったようにバッカスはジェントリーとコンビを組んで事件に取り組んでいます。
「ロンドンのセミナーに行く」という”振り”はいったい何だったんでしょうか。
まあコンビ復活でめでたい限りであります!

さて、今回は1966年。

以下、ネタバレにつきもぐります。
犯人まで割っていますので、ご注意ください。












まずミステリ・ドラマとして。

毎回時代背景を生かした、かつ現代でも大きな問題となっているような重いテーマを持ってくるドラマですが、今回は少年犯罪+子どもへの性的虐待(しかもDV)+その世代間連鎖。おおおおお重い………。
お口直しにすぐ『ドクター・フー』見ちゃったですよ!!

あっさりと書きましたが、実はこれはジェントリーたちの捜査で次々といろいろな事実が明るみにでるにつれ、わかってくる展開になっており、事件が解決しても心情的にはちっともすっきりしないという超絶鬱展開でした。

いわゆる<レッド・ヘリング>を次々とたたみかけるように持ってきて、視聴者を煙に巻く展開はさすがだと思いましたが、物語上の大きな展開を迎えるのがどうしても取調室で、そしてどんでん返しが続くとそれが続くため、全体的に平面的な印象を受けてしまう部分が残念と言えば残念。待ちすぎたせいかいろいろと夢がふくらんでしまっていたせいかもしれません(笑)。

さて、お話と直接関係のない部分ですが、これだけ重いテーマを扱いつつ毎回笑いを忘れない製作チームに敬礼。

・まず、やっぱり、バッカスがサラをナンパするシーンでしょうか。
バッカス、あんた離婚の危機を抱えているというのに、何をやってんだ。相変わらずのおバカさんクオリティに安心しかけましたが、今回は後述するような見せ場があります。
で、ナンパですが、とりあえずパブに誘うところまでは成功したと思ってゴーゴー(?)を踊っているところに、無言で車を寄せて、バッカスをあきれたように見つめ、無言で去っていくジェントリーさん。大爆笑。
いいコンビだ…。
ナンパの結果につきましては、サラのが一枚上手でした。

・オフィスが急に現代的になったなーと思いました。ドアのフレームなどがアルミになったせいでしょうか。

・自分はナンパしてるくせに、奥さんのリサがジェントリーと会っていたと知ってジェントリーに文句を。ジェントリーさん大人の余裕でかわします。「説明する気にもならないよ」と。
そのとき、子どもの失踪事件発生。
ばつが悪そうに「……いっしょに行ってもいいですか…?」と上目遣いにジェントリーに訊ねるバッカス。かわいいな、もう。

・今回も安心のおバカさんクオリティを発揮してくれることを期待していたバッカスですが、なんと、「道路からは崖の下は見えません」とたいへん冴えたことを言って、ジェントリーさんもニヤリ。どうした、バッカス。ロンドンのセミナーの効果があったということか。

・ロビンくん、かわえええええvvvvv すんごいいい笑顔で出てきたー!! なごんだです。
誰の子なんでしょ。子役さんでしょうか。

・ジェントリーさん、髪型変わった…? 髪が伸びたのかしら。前髪がはらはら揺れてます。

・今回も安心のおバカさんクオリティ(以下略)は、やっぱりいろいろ差別発言が出たり暴力取り調べもなんのその。しかし、被害者がこと子どものこととなると、ジェントリーがストッパーにならないよどころか「むしろもっとやれ」になってるよ!! 
似た者コンビだったことが判明しました。

・今回も安心のおバカさん(以下略)が、なんとなんと、ジェントリーを慰める日が来るなんてーー!!!!
事件は解決したものの、見るからにつらそうなジェントリー。
残業(一本指打法でタイプ打ち)中のバッカスは、それを見て思わずジェントリーに声をかけます。「これが我々の仕事です」と。
負うた子に教えられたかのように顔を上げるジェントリー。
自分でもそう考えようと努めたに違いありませんが、そう言ってくれる人がいるということは大きいですよね。
ジェントリーが帰らないのかと訊ねると「家に帰っても誰もいないから」と答え、「次の犠牲者は自分の娘だったかもしれない」と続けるバッカス。リサとは終わりだと聞いて「残念だ」と心から言うジェントリー。
お互いのつらさや悩みを素直に見せながら、さらにゴールデン・コンビに磨きがかかってきたような気がします。
何よりも、バッカス、立派になって…(涙)。アタシはちょっぴりさみしいよ。

・で、このあと大どんでん返しがあって。

・娘を届けに行って、リサに新しい彼(?)ができたらしいことを知ってしまうバッカス。
それでも明るく笑って最後に手を振ろうとしたら、リサはもうバッカスを見てもいませんでした。
まあ、離婚の危機をかかえているっつーのにナンパしてるようじゃなあ……というわけで、最後の最後で安心のおバカさんクオリティを発揮してくれたバッカスでした。
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by n_umigame | 2011-12-16 20:34 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)
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Commented by カクテキ at 2011-12-17 09:39 x
すっごい気分の重くなる話でしたね。
しかしユーモアは忘れない、すてきなドラマです。
手を振るバッカスをリサがもう見ていないのは切なかったですよ。
事件を通じてちょっと父性を感じ始めたかな?というところでしたから。
リサには、一歩一歩大人になっていくバッカスをもうちょっと待っていてほしいような気がします。
遅いんですけどね(笑)。
Commented by n_umigame at 2011-12-19 19:20
>カクテキさま
ほんとうに重いお話でした……。
最後、切なかったですね。ドラマを見ている身としては、バッカスの成長を待っていてほしいという気持ちもある反面、バッカスもいろいろやってますからねえ…。
浮気したとき一度で反省すればいいのに、やっぱりダメかこいつって感じで(笑)。