*さいはての西*

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『レディ・ダルタニアン/新・三銃士』(2004)

世界的な名作冒険記「三銃士」をモチーフに、その後の物語をオリジナルで描いたヒロインアクション。スペインとの戦争が激化する1660年のフランスを舞台に、ダルタニアンの血筋を持つ娘・ヴァレンタインがルイ14世を宮廷の陰謀から守るために奔走する。(TSUTAYA DISCAS)


原題は"La Femme Musketeer"。英語とフランス語が混ざっとるぞ。

映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を観てから三銃士熱が再燃、原作を再読したり派生作品を読んだり観たりと、年末年始どころかしばらくこのままビバ!三銃士とダルタニャン祭り!続行かもしれませんすみませんすみません謝っておきます。(*^^*)テヘ。

とりあえず『三銃士』関連の映画やドラマをレンタルしてみようとしてその第一弾の『仮面の男』に深入りしてしまったのですが、それはそれとして次はこれを見てみました。

元々TV映画だったらしく、どうりで「CM行きます」的カットが多いったら。
主人公はダルタニャンの娘・ヴァレンタイン。
父親がそうであったように、銃士になるべくパリへ出てくるのですが、そこでやはり同じく銃士になったばかりの三銃士の息子と決闘することになり…
物語は原作の『三銃士』の大筋をジュニア世代で再現しました、というお話なのですが、残念ながらお父さん世代ほど無茶なわんぱくぶりを発揮するでもなく、好いた惚れたでボタンの掛け違いがあって陰惨な結末に…ということもなく、たいへん小ぢんまりとした感じでした。
ヴァレンタインと三銃士が、枢機卿とその女スパイ・レディ・ボルトン、護衛士たちの暗躍と戦う、という『三銃士』の構図まるパクリなのですが、ヴァレンタインが女性である意味があまりないし、三銃士の息子たちは揃ってボンクラ、枢機卿はマザランになっていますがリシュリューポジションまんまだし、レディ・ボルトンもバッキンガム公爵ジュニアをたぶらかしますが、三銃士ジュニアとからんでこないので話が脹らまない。ロシュフォール伯爵ポジションの護衛隊隊長のビノワとごにょごにょな関係に。
なんじゃそりゃー!
(このビノワ役の役者さん、ちょっとカール・アーバンに似てる…?)

かつてダルタニャンを演じたマイケル・ヨークがそのまま老いたダルタニャンを演じているのですが、アメリカのドラマのせいか、ダルタニャンが良き父親、良き夫として家庭におさまっています。
ありえん。(笑)
飼ってるブタさんに「アトス、ポルトス、アラミス」と名付けてるシーンには笑いましたが、その直後に3人が出てきて、今何をやってるのかと言えば旅芸人。
ちょっと。(笑)
ルイ14世の出生の秘密を握る重要な手紙でもってクーデターを謀るマザラン枢機卿ですが(最近もどっかで聞いたぞその手口…)、一発で見つかる引き出しに入ってました。
猊下ー!!(笑)

…あれ、けっこうおもしろかったんじゃん。

むしろ後半にアンヌ王妃と「公式あやしかった」のはマザランだったはずが、うっかり猊下になっていたり(このうっかり猊下をジェラール・ドパリュデューが演じています。ポルトス役との対比でも改めて思いましたが、すごい役者さんですね。)、棚ぼた式で銃士隊の隊長に収まる老ダルタニャンとか、よく考えたらすごい映画でした。
あと、たぶんアトスの息子、三銃士ジュニアのガストンが父親の反動かと思うくらい女グセが悪いのですが(笑)、これくらいバカ息子の方がアトスには良かったんじゃないかとちょっと思いました。お父さんのコピーみたいな、まじめに思い詰めるラウルでなければ(一人の女性が人生すべてと思いこむ、というところがそっくりですよね。そんな風に育てたのはアトスだけれども。)、自殺行為的に戦場に赴くこともなく、アトスもその後を追うように亡くなることもなかったかも。
キャラクターって大事ですね(笑)。
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by n_umigame | 2011-12-19 20:22 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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