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『でんせつの きょだいあんまんを はこべ』サトシン作/よしながこうたく絵(講談社の創作絵本)講談社

「あんまん」をまるごと運ぶ……。
不可能に思える挑戦に、いのちをかけて挑んだ、
アリたちの勇気と知力と努力の物語!
(見返し)


や ら れ た……!!(笑) すごいよ、この大どんでん返し!!!

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ある日、空から巨大な白い物体が落ちてきた。
アリの長老が「あれは”あんまん”というものだ。中にはあんこがぎっしり…」
アリたち一気に限界突破のスーパーハイテンション、これまで見たこともない「甘い夢」を思い描いた。
あの「あんまん」をまるごと巣へ持って帰るんだ…アリたちは数々の獲物を巣に運んだアリの中のアリ、アリヤマ・アリロウをリーダーに、巨大プロジェクトに邁進するのだった…!

…とかいう、某国営放送で一世を風靡した、かの、女がいても男たちの物語な番組を彷彿とさせる、血沸き肉踊り手に汗握るたいへんな一大スペクタクル(誇張なし)なのでございます。
この絵がいいなあ。
主人公のリーダーアリの熱血顔とマッチョさといったら、ハンパねえですよ?(笑)
この男(アリだけど)に勝てるのはスティーブン・セガールくらいしかいねえですよ?(真顔)

この絵本がすごいところ、それはいろいろありますが、まず最初に「謎の提示」があります。
その標題紙(タイトルページ)に描かれている絵が、なんと、ミス・ディレクションになっているのです。
そしてまんまと叙述トリックにはまった後に謎が解けるのですが、このどんでん返しのシーンでは、ある程度想像していたこととは言え、「ああっ、ちゃんとここに書いてある……!」という、ものすごいカタルシスを味わえます。
本格ミステリでもあるのですよ。おそろしい子…!

そんでもって、腹がよじれるか思うくらい笑いました。

最後はちょっとオヤジギャグが滑りますが、小学生男子が好きそうな感じです(笑)。

もちろん、読み聞かせは、田口トモロヲでお願いします!!
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Commented by la-panda at 2012-01-11 19:00
すばらしい解説ですね!私もこの本の案内をファックスで観た時絶対いける!とすぐに入荷させましたよ。
読んでこれまた最高で。
これがmoeの絵本屋さん大賞にはいってないなんてゆるせな〜い(ほげちゃん風に)
こんどの読みきかせ会でこれを読もうかなあと思ってます。
おちとだじゃれ、うまく伝わるかな〜(笑)
Commented by n_umigame at 2012-01-11 22:25
>la-pandaさま
ありがとうございます(*^.^*)
この本いいですよねっ!! 汗くさく、むさ苦しく、こう、ページをめくるたびに血圧が上がっていくのがわかるというのでしょうか。
ことばの調子も(プロジェクトXを明らかに意識されていますが^^)良いですよね~。読み聞かせてもらえるなんてうらやましいですよ~。小学生男子ならどっかんどっかん言わせられそうな気がします(笑)。女子はどうかな…女子による…かなっ。
moeのコンセプトとは合わない…から仕方がなかったでしょうか?^^;
by n_umigame | 2012-01-10 22:03 | | Trackback | Comments(2)

Welcome. 本と好きなものがたり。


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