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『名探偵ポワロ』シーズン12 #1「三幕の殺人」

ポワロは友人の元俳優サー・チャールズが開いたパーティーに招かれる。そこにはチャールズの親友の精神科医ストレンジなど、さまざまな人が集まっていた。だが、その席上で老牧師がカクテルを飲んだ直後に急死。殺人事件を疑うチャールズにポワロは病死だろうと告げる。
しかし1か月後、ストレンジは自分が主催したパーティーでワインを飲んだ直後に急死する。2つのパーティーの招待客はほぼ同じ。2人の死には関係があるのか…?
(NHK海外ドラマHP)



今回は、デヴィッド・スーシェとマーテョン・ショウという、二人の名優の共演という部分が主な楽しみだったのですが、原作もそういうきらいがあるものの、ミステリドラマとしては探偵役が二人いて、ちょっと目移りするというか、求心力が弱いかもしれないなあ…なんて思って見ていたら。

ネタバレにつきもぐります!
(犯人も割っています)








ラストで

ポワロ「あなたがやったんです!」(半泣き)
カートライト「やってないもん!!」(全泣き)


といった、ええトシこいたステキおじさま俳優二人による泣きの演技という、すみません、それ誰宛ての手紙(@鳩さん)ですかわたしですか、ごちそうさまでしたという、たいへん愉快な回からスタートで鼻血が止まりませんでしした。
(笑うようなシーンでも鼻血が出るようなシーンでもまったくありませんので、ご注意ください。)

引退した舞台俳優がメインになるため、ドラマも全体的に芝居がかった演出でした。
これが好きか嫌いかによってもずいぶん印象の変わる作品ではないかと思います。

原作からの改変ですが、いるはずのキャラクターがいなかったりと細かい部分以外にドラマ(ミステリ上ではなく)上重要で一番大きな違いは、ポワロがカートライトと友人だったということでしょう。「長い間会わなかった」とポワロは言っていますが、原作より親しい間柄だったことになっています。
ポワロとカートライトが一歩踏み込んだ関係になっていることで、原作と同じはずの「あのカクテルを私が飲んだかもしれない(飲んでいたらどうなっていたでしょう)」というポワロのセリフの明度が、かなり違ったものになっていました。
原作のニュアンスだと、「この世界的な名探偵が死んだかもしれないんですよ」という俺様自慢のジョークになっていたのですが、同じセリフを言うこのドラマのポワロさんの寂しそうなことといったら…。
アガサ・クリスティーからは嫌われたポワロも、ドラマの制作者(およびその視聴者)からは愛されちゃってますから(笑)、仕方がないですよね。

しかし…マーティン・ショウがけっこうガタイがいい役者さんで、本当にベジタリアンなんですかとつっこみたくて手がうずうずしますが、ポワロになるために前も後ろも詰め物をしているというデヴィッド・スーシェは頬のお肉が落ちてずいぶんお痩せになったように思います。
それがポワロの寂しそうな感じがいや増す一因でもあるのかもしれません。
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by n_umigame | 2012-02-19 23:11 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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