*さいはての西*

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『運命のボタン』(2009)

1976年、ヴァージニア州のとある街。郊外に住むノーマとアーサーの夫妻の元に、謎の箱が届けられた。アーサーが開けてみると、そこには赤いボタンの付いた謎の装置が入っていた。その日の夕方、今度はノーマの元に謎の男が訪ねてくる。その男いわく、「ボタンを押せば現金100万ドルを手にする。しかしどこかであなたの知らない誰かが死ぬ」。夫妻は迷うが、生活が苦しいこともあってボタンを押してしまい……。
(goo映画)



あーあ(笑)。

古典的なホラー映画の手法で最初の方はおもしろかったのですが、後半がたいへんなことに。


以下ネタバレにつきもぐります。










原作はリチャード・マシスンの短編。
マシスンは「トワイライト・ゾーン」の原作や脚本も多く手がけている作家で、この原作もどちらかというと「トワイライト・ゾーン」向きの内容だったと思います。
つまり「一発ネタ、一回ツイスト、完。」くらいがキレがあってすっきり終わるお話と申しますか。
せいぜい30分程度のTVドラマ向きのお話です。そしてその方が原作の良さが際立つ作品だとも思います。
それを映画にするにあたって、プロットの引き延ばしが必要になったわけですが、これがいきなりトンデモ系に。(笑)

そして肝心の(?)宇宙人のやりたいことがよくわからない。
人類を使って心理実験をしているのかもしれませんが、次々とボタンが押されて人が死んでいくのが目的なのかと言うと、彼らが「従業員」と読んでいる人間はすでに乗っ取られてしまった様子ですから、人類が死滅してしまうとそれはそれで困るでしょうし、このまま侵略していくと『インベージョン』系の違う映画になってしまいますよね。

原作は、もちろん宇宙人の責任ではなく、主人公の女性は「お金のために人を殺してもいい」と考えるような人で、人間は人間であるというだけで充分度しがたい生き物であるという、人間の業(ごう)のようなものを描く作品でした。
映画では、自身も障害を持ち、つらい思いをして乗り越えてきた人であり、他人へのシンパシーや同情を惜しまない心優しい人です。ですので最後の理不尽な印象がぬぐえないのですが、人柄がどうあれ、やってしまった行為そのものが罰されるということなのでしょうか。

結局何を見せられたのかよくわからない映画だったのですが、もしごらんになった方がありましたら、これはこういうことなんじゃないか、というご感想をお聞かせください。
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by n_umigame | 2012-04-20 18:30 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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