『ひとりで死んでも孤独じゃない』矢部武著(新潮新書)新潮社

身体が悪くなっても、子供が近くにいても、アメリカの老人は最期まで極力ひとりで暮らそうとする。個人の自由と自立こそ、彼らが最も重んじている価値だからだ―。高齢者専用住宅、配食サービスのNPO、複数世帯がつかず離れずで暮らすコーハウジングなど、独居老人と社会の紐帯を確保するためのさまざまな取り組みを紹介すると共に、「自立死」を選ぶアメリカ人の姿から、日本の高齢者支援のあり方も考える。
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サブタイトルは「「自立死」先進国アメリカ」。

日本での孤独死の現状から、これを防ぐには、あるいは少しでも減らすにはどうすればいいのか、という観点から書かれています。

新書という性格上仕方がないことですが、成功例しか書かれていません。

別の角度から切り込んだアメリカの現在について書かれた著書などからは、そこは決して楽園ではないということが容易に伺えます。

ただ、どんな国にも良いところと悪いところがあり、おそらくそれは国民性などと合わせて表裏一体なのでしょう。この本から学ぶべきことは、手をこまぬいて見ているだけではダメで、現状を打開するためにできることはまだまだあると気づく、ということだと思いました。

一カ所、遺品整理人の方の著書から引用された部分がありますので、お食事中の方には決しておすすめいたしません。わたくしは想像しただけで気分が悪くなりました。本当にたいへんなお仕事だと思います。
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by n_umigame | 2012-04-25 21:59 | | Trackback | Comments(0)

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