*さいはての西*

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UK盤 BBC"SHERLOCK"series 2 超ざっくり感想 E1:"A Scandal in Belgravia"

NHK BSプレミアムでの今夏の放送日も決定し、シーズン1の再放送もあり、AXNミステリーでは字幕版放送決定、と、本国とのタイムラグをものともせぬ快進撃の『シャーロック』。シーズン3の制作も決定しており、まだまだ引き続きお楽しみは続きそうですね!

わたくしはシーズン1を見、年始めにイギリスでシーズン2が放送されてから、辛抱たまらずUK盤DVDの1&2セットボックスをUKあまぞんさんでぽちってしまいまして、とりあえず流しでシーズン2の3話を1回ずつ見ました。
ヒアリングに難アリの身の上で、字幕を読むのも遅い上にドラマや役者さんたちの演技が楽しめないので、とりあえず不明な点があってもそこはすっ飛ばしてとにかく見よう、と
見た感想を、自分の備忘録として書いておくことにしました。

物語の核心などに触れた完全ネタバレ・誤解(わからないところはすっ飛ばした/想像で補った)・記憶違い(見てから時間がたっている)満載ですので、ご注意ください。
何も知らずにご覧になった方が、やはり楽しいというか身もだえるドラマだと思います。(かくいうわたくしはあんまりネタバレを気にしない方なので、そういう意味でもさらにお気をつけくださいまし。)


そんな感想でもよくってよ、という奇特なあなただけ「more」からお入りください。













S2E1 "A Scandal in Belgravia"
・Belgraviaって何なの?と思って調べたら、ロンドンの高級住宅街だそうです。シリーズ2はこういったシャレがたくさん出てきて、正典をテキストで読んでおけば良かったと後悔することしきりです。
・元ネタはもちろん「ボヘミアの醜聞」。

・シリーズ1のクリフハンガーをどう落とすのか、と思っていたら、モリさんに電話が。どうやら噂のアイリーン・アドラー登場。(お兄ちゃんが助けに来るという予想ははずれましたー。)

・このドラマのアイリーンは大人の女性で、シャーロックとジョンの写真を見ながら「かわいいわv」と独り言つお姿が似合います。「かわいい」と言いたくなる気持ちはとてもよくわかります(笑)。ご職業はどうやらSMの女王様のようで、スキャンダルの相手はボヘミア国王ではなく、英国王室の王女さまであるらしい。
・ゲイ(男女とも)に対して比較的自由な雰囲気であるように見えるイギリスでもこれはスキャンダルらしい。
・モリアーティに電話一本で気を変えさせることができたりと、けっこうやばい道に片足以上つっこんでいるようでもあります。

・てなことはあとからわかってくるのですが、シャーロックは寝起き(?)でシーツ一枚のマッパでマイクロフト兄さんに呼び出され、呼ばれた先はバッキンガム宮殿でございました。
・服を着る着ないで兄弟げんかをかますホームズさんたち。宮殿に来てまでやることか。ここでシーツの裾を踏まれて半ケt(以下自粛)のシャーロックという、何向けのサービスかと思うような出が。

・今回のケースについてマイクロフト兄さんは"Don't be alarmed. It's to do with sex."と牽制します。シャーロックは"Sex don't alarm me."と返すも、さらにお兄ちゃんに"How would you know?(ニヤリ★)"と言われて、それ以上言い返せません。

・アイリーンの「勝負ドレス」も同じくマッパで、目のやり場に困るジェントルマンなシャーロックとジョンというものも拝めます。

・NHK BSプレミアムの放送がシリーズ1は午後9時からなのにシリーズ2は午後10時からというのは、ある意味むべなるかな(笑)。でもNHKでもちゃんと放送する気ということがわかりました。

・あっ、でも全然いやらしいという感じはしませんよ。全体的にインテリジェンスでユーモアに包まれたドラマなので、9時からでもいいくらいです。

・原作では火事を偽装してアドラー邸に入り込むのですが、ジョンに殴ってもらい潜入に成功します。神父さん(牧師でしたっけ?)に化けるのは原作と同じです。
・ジョンに殴ってもらうシーンは笑いました。
S「ぼくを殴れ」
J「”殴れ”って聞こえたけど気のせいかな」
S「聞こえなかったのか」
J「きみが話すときはいつも聞こえてる」
「ぼくは兵士だったんだぞ!」と興が乗っちゃって(?)殴るどころかつかみかかるジョン。

・とかなんとか言いながら、アイリーンに、ジョンがシャーロックの鼻を殴らなかったことから狂言がばれるのでした。「誰か、あなたのことが大好きな人」が殴ったんでしょ?と。

・どんな小さなことまでも観察/見えてしまうシャーロックなのに、一糸まとわぬ、つまりこれ以上ないほど無防備なはずのアイリーンを見ても何も情報を得ることができず「????」となってしまいます。反面アイリーンはシャーロック(とジョン)のことを、ある意味本人たちよりもよく見ているということがわかります。
・とはいうものの、アイリーンのスリーサイズを瞬時に、しかも正確に計測しているシャーロック。いやだこんな男。
・ここのシャーロックとアイリーンは見せ方がかっこいいですね。ケンカ慣れしてる。(笑)

・ジョンは女性に対して礼儀正しいというか親切な人なのに、アイリーンには警戒心むき出しです。
そんなジョンにアイリーンは、「妬いてるのね」とか、「あなたたちはカップルよ」。ジョンが即座に否定するものの「いいえ、カップルよ」と大事なことなので2回言いましたとばかりに言いつのります。

・そんなジョンはサラとは別れた様子で、221Bでのクリスマスパーティには別の女性を連れてきています。この新しい彼女にまで、「シャーロックは幸運な人ね。あなたみたいな人がいて」と言われて振られてしまうジョン。
・正典でジョンが自慢していた女性遍歴は、このドラマではシャーロックのおかげで遍歴せざるをえなくなったということでしょうか。

・シャーロックは、彼のためにおしゃれして特別なプレゼントを用意してきたモリーに「新しい彼氏ができたんだろう」と相変わらず無神経な推理を展開。ジョンが諫めるのも聞かずぶっちぎってしまいました。
気まずい雰囲気になったところ、シャーロックはモリーに「I am sorry. Forgive me. Merry Christmas.」と言ってすまなさそうにそっとキスをします。びっくり!シャーロックがモリーに謝るなんて!

・このモリーとの関係の変化はE3への布石だということがE3でわかるのですが、明らかに人間らしくなってきているシャーロック。ジョンの影響であることは言うまでもありません。 

・シャーロックの人間らしさというともうひとつ。
221Bに帰ってきたシャーロックは、いつもと違う雰囲気と小さな手がかりから、ハドソンさんに手荒なことをした人間がいることに気づきます。階段を上がりながらシャーロックが見せる怒りの表情といったら。ハドソンさんをひどい目にあわせた人たちは倍返しにされました(笑)。

・無事に帰ってきたハドソンさんをいたわるシャーロックとジョン。ハドソンさんに乱暴な口をきいたマイクロフトを、二人が同時に強い口調で諫めます。二人がかっこいいと思ったと同時に、シャーロックとジョンにとってハドソンさんはお母さんみたいな、大切な存在なんだろうなということがわかる心温まるシーンでした。

・このE1のテーマは「love」だそうですが、多分にセクシャルな意味も含む部分もありながら、loveの本来の意味どおりの回でした。つまり異性に対する愛という狭い意味だけではなくて、(アイリーンが喝破したように)シャーロックとジョンの間の愛情、二人のハドソンさんへの愛情、モリーのシャーロックへの不器用で誠実な愛情といった、さまざまなloveがつまっていました。

・肝心のミステリーとしての大筋ですが、Bond Airのくだりがよくわかりませんでした。死体を乗せた飛行機の中で謎解きがあり、マイクロフトがからんでいて、シャーロックのおかげで何か失敗したようだというのはわかったのですが、ディティールがつかめず。
・すごいマシンガントークでシャーロックが推理してくれましたが、聞き取りはもちろん字幕ですら追いつけませんでしたすまん。
・しかしマイクロフトは本当に剣呑な仕事をしているようですな。
・モリアーティがホームズ兄弟につけたあだ名が、マイクロフトが「Ice man」、シャーロックは「Virgin」だそうです。「アイスマン」と言われると氷河に生き埋めになった原始時代の人を思い出すのはわたしだけですかそうですか。
・また、ラストシーンはアイリーンの幻想ということでいいのでしょうか。いくらなんでもありえない気が。
・「シャーロックになんて言おう」と、カフェで相談するマイクロフトとジョン。ジョンはもちろんのこと、なんだかんだいって弟を気遣うマイクロフトもよかったです。(タバコをあげるシーンとか。)

・イントロは正典からのシャレ出血大サービスだったようですが、わたくしがわかって大爆笑したのは「The Geek Interpreter」のみ。もちろん元ネタは「The Greek Interpreter(ギリシャ語通訳)」。…しかし、なんだよgeek interpreter(オタクの通訳)って!(笑)



ざっくりのつもりが長くなりすぎた。これでも書きたいことの半分も書いてないです!(泣)
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by n_umigame | 2012-06-05 00:05 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)
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Commented by rosarind at 2012-06-06 21:02 x
こんばんは。いつも楽しく拝見してます。ラストについては、某ブログさんのコメントでも盛り上がりまして、私はあまりにあり得ないし、本当だとしたらせっかくの素晴らしいこのエピを最後の最後でグレードダウンさせると思うのですが、いろいろ調べますと本当みたいなのです。結局はファミリー向けドラマってこと?と、がっかりなのですが。ですから評価の高いS1ですが私はこの点だけでいまいちです。私としてはシャーロックが、こうであったらな、と柄にもない想像をしてみて、最後に自嘲の苦笑をしたと思うことにしています!
Commented by n_umigame at 2012-06-09 21:12
>rosarind さま
コメントありがとうございました。いつも見てくださっているとのこと、ありがとうございます。

あのラスト、やっぱり「んー?」と思われましたよね。
アイリーンの幻想だと思っていたのですが、なるほど、シャーロックの幻想というのは合点です!わたしもそう考えることにします!(笑)