*さいはての西*

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UK盤 BBC"SHERLOCK"series 2 超ざっくり感想 E2:"The Hounds of Baskerville"

E1に引き続き、完全ネタバレ・誤解(わからないところはすっ飛ばした/想像で補った)・記憶違い(見てから時間がたっている)満載ですので、ご注意ください。













S2E2 "The Hounds of Baskerville"
・「犬」です!
・原作がミステリーとホラー、オカルト要素の案配が絶妙でとてもおもしろいということもあって、何度も映像化されている作品でもあります。

・シリーズ1もそうでしたが、第1話と第3話のできがものすごいハイクオリティのせいか、第2話は少し見劣りがするという印象です。充分おもしろいんだけれども比較するものがすごすぎるというのがあって。

・子どもの頃、地獄の番犬みたいな犬に父親を殺されたという、ヘンリー・ナイトくんがシャーロックとジョンのところへ相談にやってきます。シャーロックは事件がなくて退屈しきっていて、奇行がノンストップ状態でした。
ヘンリーくんがタバコを吸い始めると、そのおこぼれの煙をふがふがと吸い込むシャーロック。いくら禁断症状だからって変な人。

・「the hounds」だから今回は犬がいっぱい出てくるんだわージョンが子犬まみれになればいいわーなごむわー♪とか思っていたら、そうではございませんで、「バスカヴィル家」の犬ではなく、「Baskerville」という軍事研究施設ということのようです。
・ネット上で人様の感想を拝見していて、「おお、本当だBaskervilleが単数形だ」と気づいたわたくし。正典のタイトルは「haund」も単数だと言われて初めて気づきました。そう言えば原作はわんこは一匹しか出てきませんね。

・原作では最初ワトソンだけがダートムアに行きますが、このドラマではシャーロックとジョンがいっしょに行きます。しかもシャーロックが運転してるよ。
ダートムアの荒涼とした風景がとても美しいです。
・行った先の宿では、着くなり宿のおじさんに「ごめんな、ダブルの部屋が用意できなくて」と言われるジョン。大爆笑。お約束のゲイネタギャグですが、これは旅行に行ったら入れとかな!ってことですね(笑)。
ここで「いや、ぼくたちは…(ゲイじゃない)」と言いかけて最後まで言わないんです。
もうめんどうくさくなったんでしょうかね(笑)。

・「賭をした」と言って聞きたいことを聞き出すシャーロックにニヤリ。これは確か正典では『四つの署名』でしたよね。

・「バスカヴィル」は第二次大戦の頃に動物実験をしていて、現在も軍の機密の実験施設として生きている基地らしい。
シャーロックはお兄ちゃんのIDを使って基地内に入ることに成功するものの、アジア系の軍曹に食い下がられます。そこでジョンが身分証を見せて所属部隊を名乗り、上官のごり押し(笑)で基地の建物の中へ。
「5分でばれて撃たれる」というジョンに、「兄は英国政府そのものだと言ったことがあったろう?20分はかせげる」とシャーロック。ただしそれでもタイムリミットは20分です。
・ジョンって軍籍抜けてなかったのね。そんでもってCaptainてことは階級は大尉ということよろしいですか。これは原作でもそんな設定でしたか?きびきびと自己紹介するジョンがかっこいいです。(もちろんマーティン・フリーマンが巧いからなのですが、イギリスに限らずコメディ俳優さんは芸に奥行きがあるというか、演技が巧い方が多いように思います。)
S「うまくやったな」
J「長いこと階級をかさに命令したことがなかったからな」
S「楽しんでるだろ?」
J「ああ、そうとも」
二人ともいいお顔。

・原作のキャラクターもうまく使い回した感じです。
ステイプルトン(女性)はバスカヴィルの研究員。(イントロで出てきた「ウサギのブルーベルを探してください」という依頼とリンクしています。)おサルに「ハイル・ヒトラー」教えてどーすんでしょうか。何芸だ。
バスカヴィル家の執事だったバリモアは、同じくバスカヴィル所属のヒゲもさ軍曹です。
モーティマー(女性)はヘンリーくんのセラピスト。

・シャーロックとジョンは、ヘンリーくん家を訪れます。びっくりするぐらいざかざかお砂糖を入れるシャーロック。(コーヒー?)ここのお砂糖をカップに入れる仕草がおもしろい。
3人はヘンリーくんが魔犬を見たというDewar's Hollowと呼ばれている薄気味悪い窪地へ。
少し遅れたジョンはそこで遠くに光が点滅するのを見ます。モールス信号が読めるジョン。さすが軍人。これはもちろん原作の、バリモア(とその妻)の合図からですが、種明かしが爆笑でございました(笑)。
シャーロックは窪地で何か見ます。

・宿に帰ってきたシャーロックとジョンは、こぢんまりとしたレストランの暖炉の前でくつろいでいます。「たぶんモールス信号だと思うんだけど…」とさっき見たものについてジョンは話し始めますが、シャーロックはなんだか落ち着かない様子です。
「ぼくは魔犬を見た」と話し始めるシャーロック。自分は狂っていないという証拠に、いつもどおりのマシンガントークと推理を披露するシャーロック。いつもに増して情緒不安定で「だからぼくを一人にしてくれ!」とジョンに怒鳴りつけます。
J「どうしてぼくの話を聞こうとしないんだ?ぼくはきみの友達なのに」
S「ぼくには友達なんかいない」
J「(一瞬の間を置いて)そうだな。どうしてなんだろうな?」
ジョンは特に表情は変えませんが、「自分に友達がいないのはどうしてか考えたことがあるのか」という、辛辣な言い方です。怒ってます。
でもこれはシャーロックが悪いよね。

・席をたったジョンはレストランを出ると、くだんのモールス信号を見つける。脱力オチのあと一人歩いているとケータイにメールが。
シャーロックからです。
S「ヘンリーのセラピストが宿のバーにいる」
J「それが?」(←怒ってるジョン)
S「聞き込みしてくれる?」
J「なんでその必要が?」(←怒ってる怒ってる)
→写メが送られてくる(美人)
J「この悪人め…」(独り言)
ジョンの女好きをよくわかってますね、シャーロック(笑)。

・ヘンリーのセラピスト、ルイーズ・モーティマー医師と飲みながら、結局聞き込みしているジョン(笑)。
「どうしてわたしがこのこと(魔犬について)を話そうとしていると思ったの?」と聞かれると、「あなたがヘンリーを心配していると思ったから。それからぼくも医者だから。それから…もう一人の友人が、もしかしたら同じ問題を抱えているかもしれないから」
暖炉の前ではシャーロックが話を聞けない状態で話の糸口が切れてしまいましたが、やっぱりあんなシャーロックを心配しているジョン。シャーロック、涙目だったもんね。
・ジョンが言ったことはウソじゃないのでしょうが、バスカヴィル研究所のフランクランド博士がやってきて、彼らが探偵で、捜査していることがばれてしまいます。

・フランクランド博士が携帯電話の番号ことを「cell number」と言ったことから彼がアメリカにいたことがわかるという下りがあり、これが謎解き部分の大きなヒントになっています。
そう言えばシャーロックたちは携帯電話のことを「mobile」と言っていますね。
正典でもホームズがワトソンに、アメリカ英語を指摘してあいつ怪しいという作品が何かありましたね。何だったかしら…。

・翌朝。ヘンリーくん家で何かを回収したシャーロックは、その帰り墓地にいるジョンを見かけます。昨晩、ジョンが話しかけたのに聞こうとしなかった「モースル信号」の話を今度は自分から振りますが、怒っているジョンはそっけない態度(それにあんなオチだったしね(笑))。ほとんどシャーロックの顔も見ず、すたすたと歩き始めます。シャーロックが必死で話しかけるも、何を言っても「よかったね」「そうなんだ」「まあがんばってね」と氷のような反応が。止まりもせず振り返りもしません。
腕をつかんでやっと止まってくれたので、
S「聞いてくれ、ジョン。前に言ったことはこういうことなんだ。ぼくには友達はいない。でも一人できたばかりなんだって。」(←必死)
J「そりゃよかった。」(←そっけなく)
シャーロックは、きっと彼にしたら清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで照れくさいことを言ったつもりだったのでしょうが、ジョンはまだ許してくれない様子。
再びすたすた歩き始めたジョンに、またまた必死で追いすがるシャーロック。うーん、かわいい(笑)。
S「ジョン…? ジョン! きみはすばらしいよ!きみはすごい!」
J「うんうん、わかったから。やり過ぎることないんだ」
しかしこのあと、だんだん地金が出て、ジョンに「おい、数分前にきみはすまないって言ったんだからがんばれよ。それを台無しにするなよ」と言われてしまいます。
シャーロック、ジョンみたいに優しい人を怒らせちゃだめよ、怖いから。
でもジョンも、追いかけてくることがわかっててやったくさいですね(笑)。

・宿に戻ると、なんとレストレード警部が。「休暇なんだ」ってうそくさー(笑)。
「やあジョン」「やあグレッグ」とクリスチャンネームであいさつを交わすレストレードとジョン。シャーロックは、お兄ちゃんがレストレードをスパイとして遣わしたと思い込んで、「グレッグなんて偽名まで名乗って!」と怒りますが、ジョンは「何言ってんだ」という表情で、
J「彼の名前だよ(That's his name.)」
S「そうなの?(Is it?)」
シャーロックの方がつきあいが長いのに、レストレードのクリスチャンネームも知らなかったんかい!! ここ大爆笑しました。
ジョンとは会ってまもなく、クリスチャンネームで呼び合い始めたのにね。
・レストレードが別件取調中、それを見ていたシャーロックがジョンにコーヒーを持ってきます。
J「何これ?」
S「コーヒー。ぼくが作ったんだ」
J「君はコーヒーなんか作ったことないのに」
S「今作ったばかりだよ。要らない?」
J「ずっと謝罪し続けることないんだよ」(←さっきかなり冷たくしたからちょっと気がさした様子です。)
S(じっとジョンを見てる)
J「…ありがとう。」
S(かすかににっこり。)
J「(一口すすって)…ぼくは砂糖は入れないんだけど」
S(ちょっと悲しそうにため息)
J「(Sのその顔を見て、顔をしかめながらも飲む)…悪くない。おいしいよ」
ジョンがマントルピースに置いていったカップを、本当に飲んだかのぞきこむシャーロック。かわいいなあとニコニコ見ていたら、実は、ジョンを人体実験に使ったつもりだったという。こいつは~(笑)。

・魔犬を見たのはヘンリーくんの家の砂糖に薬が入っていたせいだと思っていたシャーロックでしたが、調べた結果、そうではなかったことが判明しました。

・しかし、ジョンに一服盛ったつもりのシャーロックはバリモア軍曹に協力してもらって、ジョンに幻覚を見せてそれを監視カメラで見ているだけでなく、犬の音響まで使ってジョンを死ぬほど怖がらせるという仕打ちに出ました。こいつは~(笑)。
ジョンにはかなわないから、隙あらば逆襲しようって魂胆ですか。

・最終的に、魔犬よりも何よりも怖いのは人間でしたという、原作のスピリットどおりの顛末でした。
E3への布石だと思いますが、幻覚に襲われたシャーロックはモリアーティの顔をそこに見ます。ラストシーンもガクブルです。
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by n_umigame | 2012-06-10 22:29 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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