*さいはての西*

fwest.exblog.jp
ブログトップ

『エドワード・D・ホックのシャーロック・ホームズ・ストーリーズ 』日暮雅通ほか訳(原書房)

ホックが長い間書き続けてきたシャーロック・ホームズのパスティーシュ小説がはじめて1冊に。そして本書が最後の単行本、そして追悼本となった。最後まで改稿を重ねた名人がつむぐ珠玉の12編! (出版社HP)


エラリイ・クイーン風のパスティーシュがあると言うことで購入してみました。
とりあえずそれだけ読んで、あとは…あとは…うーーーん(笑)。

申し訳ないですが、ローズマリ・サトクリフの翻訳のことが大きな原因でこの出版社をあまり信用していないというか、いつも「ちょっと読んでみたい」と思うものの、お金を出して買うのがためらわれます。今回は特に表紙のデザインがアレなこともありましたが、内容はまあこんな感じかなというのが感想です。
(マニアックな人々が集まる某所へ持って行って読んでいたら、複数の方に「何読んでるんですか-?ああー…これかー…これ表紙が…ねえ?」と言われてその後会話が続きませんでしたよ。あれだけマニアックな人々をしてあれだけ盛り下げるパワーがすごいですよ。)

と言ってもわたくしシャーロッキアンでも何でもない、ふつうにホームズ譚が好きな一ファンですので、シャーロッキアンの方から見れば重要なポジションにある作品集でもあったりするのかもしれませんが。

エラリイ・クイーン風の、と言われている作品は『マナー・ハウス事件』でした。
確かにクイーン大好きダイイング・メッセージものなのですが、これは『シャム双子の謎』のあれでございました。
クイーンのことが大好きなホックらしいという感じで、いっそクイーンのパロディにしちゃってもいいんじゃないのと思ったくらいです。(←乱暴な。)

エドワード・D・ホックの作品は、小ネタで勝負系か、二次創作で勝負系という印象だったのですが、いずれにせよ、「華」が足りないというか、いかにもまじめなミステリ好きで、形式から冒険しない作家さんのように思います。
特に二次創作は、その作品をして原典へ回帰させる魅力があるかどうかだと思っているので、なおさらでございます。

パズルが好きな方にはオススメかもしれませんが。
ホックの作品をそんなにたくさん読んでいるわけではないのに、申し訳ありません。
[PR]
by n_umigame | 2012-08-18 23:35 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fwest.exblog.jp/tb/16654812
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。