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『ゴーストハント』H・R・ウェイクフィールド著/鈴木克昌ほか訳(創元推理文庫)東京創元社

幽霊屋敷訪問の様子を実況するラジオ番組のリポーターが訪れたのは、30人にも及ぶ自殺者を出したという異様な来歴を秘めた邸宅だった……。極限の恐怖を凝縮した代表作「ゴースト・ハント」他、瀟洒な田舎の別荘(カントリー・ハウス)の怪異譚「暗黒の場所」など本邦初訳作5篇を含む、正統的な英国怪奇小説最後の書き手と謳われる名手・ウェイクフィールドの逸品18篇を集成した、初の文庫版傑作選。訳者解説=鈴木克昌
(出版社HP)



夏も終わりますが、怪談です。

ゴーストストーリーの短編集なのですが、読んでいると後ろに何かいそうな気がしてくる怖さです。
…と申しましても、読み終わると正直なところ、これ、オカルト系かな?? と思いました。

タイトルになっている『ゴーストハント』にしても、確かに幽霊屋敷からリポーターがラジオで実況放送するという設定なのですが、幽霊より何よりリポーターがどんどん狂っていく様子がものすごく怖い。

ほかの作品もお話としてはパターンの繰り返しが多いのですが、どれもこれも、怖いのは幽霊じゃ無くて、人間の狂気や悪意だろうと。
登場人物も、後書きにも書かれていますが、著者は女嫌いなんだろうなあというか、モテなさそうだなーというか(笑)、基本的に人間に失望しているというか、嫌いなのかもしれないなという印象を受けました。
おかげで、悲惨な結果に終わっても同情できないところがまた何とも言えない読後感を残します。

著者のネガティブさが伝染しそうで怖いのかもしれません。

続けて読むと似たようなお話が多いので、少しずつ少しずつ読むのがオススメです。
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by n_umigame | 2012-09-03 00:03 | | Trackback | Comments(0)

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