*さいはての西*

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日本盤DVD『SHERLOCK/シャーロック』S2E1コメンタリー感想めも


やや遅きに失した感がありありではございますが、やっぱりとっても楽しかったので、感想をアップしておきます。

今回はS2E1『ベルグレービアの醜聞』。
コメンタリーは、マーク・ゲイティス、スティーヴン・モファット、スー・ヴァーチューの制作サイド3人、+ベネディクト・カンバーバッチ、ララ・パルヴァーの総勢5人の方々によるもの。
とってもにぎやかで、皆さんよく笑って和気藹々とした楽しい雰囲気のコメンタリーでした♪♪ ただ舞台裏情報がわかるだけ、というのではなくて、こういうコメンタリーは聞いてる方も楽しいですよね。

今回も感想というか、ランダムなメモ書きですが。
おまけに日本語字幕で見たので、情報がかなり不足がちかと思われますが。
&本編のネタバレ満載ですので、もぐりますね。

そんなものでもいーよ♪という方だけ、お入りくださいまし。長いです。



























今回はコメンタリーの頭に誰がしゃべっているのか( )書きで表示されているのがいいですね。
アイリーン・アドラーを演じたララ・パルヴァーさんが、とても気さくな感じのチャーミングでかわいらしい雰囲気の方で、このマニアックな制作陣の話題に完全に溶け込んでいて(笑)、それもコメンタリーで聞けてよかったところですv

・撮影は8月だったそうです。
真冬のエピソードだったから、「コーデュロイのスーツはきつかった。」(@バッチ君)とのこと。このあとも折に触れ「暑かったからしんどかった」というコメントがありました。
・冒頭の「ステイン・アライヴ」のアイデアは、スー・ヴァーチューさんが誰かのお葬式に出たときに実際にあったことから想を得たとのこと。(さぞ気まずい雰囲気になったでしょうね。よりにもよって着メロ「ステイン・アライヴ」かよって。)

・「死者のフライト」は『女王陛下の007』で使われなかったアイデアなんだそうです。
原作とメイキング集を読んでいて見つけたそうな。
・「ハドソン夫人は原作ではただの家主だけど、ベネディクトがウーナを慕っていたので役にも反映した」こういうの、いいですよね。
・あのブーメランで死ぬ人が出てくるシーンはウェールズで撮影されたそうですが、ララ・パルヴァー(以下ララさん)によると、虫がたくさん飛んでたそうです。真夏ですしね。
言われてみれば、死体の上にも細かい羽虫がぷんぷん飛んでます。
「ナノ・ジーンかと」「それはドクター・フー」「(笑)」「今回は007ネタも出てくるしね」
『ドクター・フー』も抱えていて本当に時間がなくて大変そうです。
『ドクター・フー』も日本盤のDVD出してほしいなあ…。字幕だけでもいいからー。

・「バッキンガム宮殿の中はゴールドスミス・カレッジ」「恥ずかしくなるほど金ピカだね」
ララさん「このエピソードで一番好きなシーンよ。2人が本当に楽しそうで」
バッチ君「2人は長くいっしょにいて、相手のやっかいな行動もだんだん楽しめるようになってきたんだ」
「2人は固い友情で結ばれているが、こんなに楽しそうなシーンはめずらしい」「事件の合間にこんなふうに笑いあうこともあるってことだね」
ララさん「チャーミングだわ」「男子中学生みたいだ」「(笑)」
シーツを踏まれるシーンは、バッチ君が前に出過ぎて一度顔からカーペットの上に転倒したそうです。「何度も練習してたから軟着陸さ」だそうで(笑)。
「本人は痛かったはずだが皆で爆笑した」「マーティンが真っ先に笑ったんだ」
(笑)。

・アイリーンが一糸まとわぬ姿で登場するシーン。シャーロックとアイリーンの会話には誰も入り込めない雰囲気、というコメントに、
「”リアクション王”マーティンなら任せて大丈夫」「誰かがおかしな話をしたらマーティンに注目」
ララさん「撮影中マーティンが目をそらしたとき、胸を見るまでセリフを言わなかった(笑)」
バッチ君「ふだんの彼なら言われなくても見るのに」「(笑)」
「シャーロックの口が回らなくなる所が好きだった。ワトソンに対してライバル意識を感じ、いいところを見せようとする」
そ、そうだったんだ!
・アクションシーン。何度見ても、バッチ君の動きがとても美しいですね。うっとり。
バッチ君「将来孫に見せたい」
(笑)。もうお孫さんがターゲットなんですか。
「スタントマン3人が殉職」「(笑)」

・無印良品ってイギリスでもポピュラーなんですね。学生御用達みたいですが。

・シャーロックの寝室のシーン。
「見えにくいがエドガー・アラン・ポーの写真も飾られてる」
…悪夢を見そうです。
理由はE・A・ポーの創造したオーギュスト・デュパンが、ホームズにも大きな影響を与えているから。
「ベッド上の額には日本の武術の心得が。日本語で書かれていてとても美しい」
賞状じゃなかったんですね。

・ヴァイオリンは実際にバッチ君は練習して、3~4曲はバッチ君の演奏した曲が採用されているそうです。ララさんにも「あなたは何でも上手だけど」と言われていますが、とても努力家みたいですね。バッチ君は自分の演技を見て、「手の位置も弓の使い方もなってない」と。

・モルグを出たあとのホームズ兄弟のシーン。
ララさんも「2人の横顔がいい」とおっしゃってますが、本当にこのシーンいいですよね。
バッチ君「翌日は大事なシーンがあったのにニコチンのせいで不眠に。みんなタバコは良くないよ」
本物のタバコを吸わないといけないんですね。うーん、役者さんたちの健康を考えると心配です。
バッチ君「セリフの読み方がイマイチだ」
間。
モファットさん「どこ?」
バッチ君「”低タールだ”のところ」
間。
ゲイティスさん「直しとこう」「(笑)」
バッチ君「手遅れだ」
ゲイティスさん「ここでライブで直す」「(笑)」
バッチ君「相談しよう」
どこまでも自分の演技に妥協を許さないバッチ君と、モファットさんゲイティスさんのフォローが心温まりました。
モファットさんもゲイティスさんもものすごく頭の回転の速そうな人で、コメンタリーでも打てば響くような返しが来るのに、ここでは間が入ることで、何と言うべきか考えているのがわかりますね。

・221Bのクリスマスパーティのシーン。
このシーン、初めてみたとき、レストレード警部がモリーに気を遣っているのがわかってレストレードもいいやつだなあと思っていたら、実は奥さんの浮気がわかってモリーを品定めしてたとわかって、ちょっとショックです(笑)。
でもモリーが誰が好きなのかを瞬時に悟って、いきなりあきらめる、と(笑)。本当だ。
改めて言われてから見ると、ルパート・グレイヴスの演技、すごいですね。
「僕らはみんなルパートのファンさ」「(笑)」

・発電所のシーン。テムズ川沿いのバタシー発電所だそうで、モンティ・パイソンの『人生狂騒曲』『英国王のスピーチ』『未来世紀ブラジル』の撮影でも使われたとか。3作品とも見ているはずなのに全然気づきませんでした。
バッチ君「〔このシーンでは〕ジョンの愛を感じる。男の愛(マン・ラブ)だ」
ゲイティスさん「略して”マブ”」「(爆笑)」
なんでも略すのイギリスでも流行ってるんですかね(笑)。
バッチ君「ここで感じるのは2人の絆とジョンの思いやりだ。互いにそんな話はしないが、ここで彼は友人をかばう。これぞイギリス的な”ロマンス”だ。ひそやかで繊細で配慮に満ちてる」
ゲイティスさん「まさに」
バッチ君「これはその好例だと思う」
ララさん「アイリーンとジョンが関係を築くシーンでもある」
ゲイティスさん「彼らは2人ともシャーロックに惹かれてる」
ララさん「ジョンの愛情と心配は本物ね」
「ジョンの怒りは感動的だ。彼は友人のために怒ってる。」「からかわれた自分自身のためにも」
「”カップルよ”というセリフは痛いところをついてる。アイリーンは彼らのことを---」「---”一心同体”だと見なしてる」「彼の怒りは当然だ」
ララさん「マーティンの演技にはあらゆる感情がこもってた。彼は天才俳優(ジーニアス・アクター)だわ」
ゲイティスさん「”ジャクター”」「(笑)」「”ゲイティス語録”ができるわ(笑)」

・シャーロックに2階の窓からぶん投げられるあのCIA捜査官はよく「イギリスのアメリカ人役」をされている役者さんだそうで、バッチ君がデビュー間もない頃にヘミングウェイ原作の短編映画で共演されたとか。
「『ミス・マープル』のころから年を取ってない」。『ミス・マープル』は全部見ているはずなのですが、ええーっと、出てらっしゃいましたかね。すみません。
・「原作のシャーロックはクリスマスに無縁だ」
え、そんなこともないですよね。まあ家族と祝うということはやってませんが。
「だからジョン宛のカードばかり並んでる」「シャーロックにも母親から一通だけ届いている案も考えたけどやめた」
ホームズ兄弟は母親を愛しているということがシーズン1でもわかりましたが、お母さんもこんな息子さんたちでも(笑)愛しているという設定なんですね。心温まります。^^
ホームズ兄弟を育てたんだから、きっとお母さんもただ者ではないはずですよね。出てこないかな。

・「ヘイミッシュ」「ターナー夫人」語り。ララさんもちゃんと原典を読んでらっしゃることがわかりました。もしかしたらバッチ君より読んでるかも。
”ターナー”は「前シーズンで隣人の名前に使った」
そうでしたね!
「ドイルの記述の甘さは内輪ネタの宝庫だね」
おかげさまでいろいろありがとう、サー・アーサー・コナン・ドイル!!!
記述が甘すぎると破綻してしまいますが、そこまで甘くないところがいいですよね。想像の余地を残しつつつじつまを合わせることもできる、という絶妙さが、原典は良いのだと思います。

・マイクロフトの家は純銀製のチェス盤とか並んでるそうですよ。「夜1人で何してるんだろう」「おそらく兄弟が育った先祖代々の家だ」「一人暮らし?」「それは見る人の想像に任せる」
任されるといろいろ止まらないんですが(笑)。
「きっとクリスマスも一人で過ごしてる」
あれ、前シリーズでお兄ちゃん「クリスマスはたいへんなんだ」ってぼやいてらっしゃいませんでしたっけ?それで「あー、人並みにクリスマスは家族で過ごすんだね」と思ったのですが。

・「これはワイルダーの映画からヒントを得たんだが、彼(ジョン)がいないとシャーロックは弱い。見る者はハラハラする。」
「相棒がいないとね」
「マーティンの演技は非常に繊細だ。相手の様子を見ながら慎重に対応する」
「彼は最後にアイリーンを救出し、彼女の存在を消した。おそらくそれが真実だ」
「”弟ならわたしをだませるだろうが”と兄も言ってる」
そうかー。このシーンはシャーロックの想像というか夢かと思っていたのですが、結局シャーロックがアイリーンを助けたんですね。
本編の感想でも書いたように思いますが、それだとやっぱりちょっぴりつまんないかな。
アイリーンは唯一の、シャーロックを打ち負かした女性でないと。
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by n_umigame | 2012-11-11 18:22 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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