『教科書に載ってないUSA語録』町山智浩著(文藝春秋)

「週刊文春」人気コラム、待望のペーパーバック化。新聞、テレビ、ウェブでは分からない超大国アメリカの素顔とは。現地在住の著者が、「日本人の知らないアメリカ語」ともいうべき名言、失言、流行語から読み解きます。イーストウッド監督の「今、アメリカはハーフタイムなんだ」との言葉に、自信を失ったアメリカ国民はみな涙を流したとか。連載でおなじみの澤井健さんによるギャグセンスあふれるイラストも収録。まさに町山ワールド全開ともいうべき、1級のアメリカ批評本です。(KR)
(出版社HP)


2009年6月から2012年の9月頃までの連載が収録されているようです。なのでけっこう最近のネタもあるのですが、むしろ以前のネタに笑いました。(週刊誌を全然読まないので初めて読むものばかりでした。)
町山さんはご本業は映画評論家なので、映画ネタ、ハリウッド周辺ネタなんかも盛り込まれていておもしろかったです。ゴシップはノーチェックなのですこういう機会にまとめて読めると大笑いできてありがたいです(笑)。(←) あと下ネタ多し(笑)。
本文のカットも楽しい。


最近The Penguins of Madagascarにどハマりましたのですが、映画『マダガスカル』シリーズでペンギンズのファンになったご縁と、声を担当されているあちらの方々の声の方がやはり好きだ~vvvということもあり、英語で見て/聞いています。(細かい内容を理解するにはもちろん日本語の字幕や吹き替えなどにも頼っています)
このアニメ、TV版は特に、一応子ども向けには間違いないと思われるのですが、DWAの作品らしくジョークやネタなどがとても子ども向けとは思えない。おまけに何時代という設定なのかもよくわからず。本国でのレビューでも「1940年代から1950年代の雰囲気」と言われているのを見て納得しかけたのですが、出てくる英語がけっこう最近の流行語らしいということがわかりました。
自分の持っている辞書では意味が取れないので、ネット上のスラング辞典、新語辞典などにお世話になっているのですが、本書で紹介されている「Frenemy」も登場します。

「Frenemy」は、作中でこの言葉が出てきた状況と綴りからもfriendとenemyの合成語だろうということは想像できたのですが、てっきり「(今は)敵対しているけど友達」というような意味なのかと思っていました。
この本の解説を読むとそういう意味ではなくて、「自分は相手の友達だと思い込んでいる敵」ということらしいです。タチ悪いで、それ。
この解説を読んでペンギンズの件のシーンを思い返すと、言われた方はどんだけムカついたかなというのがわかって楽しいです。「おまえが言うな!」というか「むしろ俺のセリフだろ、それ!」というシチュエーションだったので。
…なるほど、これがFrenemyか。腹に落ちた。

アカデミー賞の会員の人種や性別、年齢の偏りがえらいことになってるとか、ブッシュ前大統領の愛読書が『はらぺこあおむし』だとか、ほかにも楽しい(?)ネタ満載でございました。
あとカクテキさまのご感想にもありましたが、サラ・ペイリンさん大フィーバー(出過ぎ)(笑)。
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Commented by カクテキ at 2012-12-01 09:41 x
流行言葉、スラングなどと思っていると意外と重要な言葉だったり、初めて知るふつうの英語だったり、大笑いしながら読んだにしては奥深かったです。
サブタイトルに「サラ・ペイリンが一番輝いていた時代(とき)」とつけたいくらいです。
Commented by n_umigame at 2012-12-01 22:51
>カクテキさま
政治ネタはほとんど失言ネタでしたね^^
「Food dessert」なんかはすでにこのままカタカナになって日本でも使われている言葉ですね。
表紙の印象からもっとふざけたネタが多いのかと思っていましたが、全然まじめな内容でした。
by n_umigame | 2012-11-30 21:12 | | Trackback | Comments(2)

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