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『孤高の警部ジョージ・ジェントリー』#12「ノーザン・ソウルの夜に」; Gently Northern Soul

1968年、人種関係法案や移民問題が浮き彫りになる中、ニューカッスルにあるクラブ ザ・カールトンでは人種の壁を越えて若者たちが集まり、朝まで踊っていた。そんなある日、カールトン近くの空き地で、黒人の若い女性、ドロレス・ケニーが遺体で発見される。
(画像ともAXNミステリー)


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新シリーズ再開を喜んだものの、しょっぱなから重くて重くて…胃がよじれそうでした。
とは言え、今年の8月に本国でオンエアされたばかりのドラマがもう見られるというのはありがたいことです。AXNになってからのこの機動力は本当に良いところ。
本国ではシーズン5の第一話に当たります。

ネタバレにつきもぐります。
犯人まで割っています。





















今回は、楽しみにしていた「バッカスのボケ」がなくてたいへん残念でした。(楽しみにするポイントがずれてるだろって?いやこれしかありませんよ?)(←
毎回テーマは重いのですが、その中でもバッカスがいろいろやらかして笑いを取ってくれていたので、そこでふっと気が楽になるのが一服の清涼剤となっているドラマだったのですが(バッカスを褒めすぎ?)、今回は笑えるシーンがほとんどなく。
前回はジェントリーさんぼろ泣きの見てる方もぼろ泣きで終わってしまったので、今回は少し笑えるかなと期待していたのですが…。

唯一笑ったのは、浮かれてティーカップをジェントリーの前に置くシーンくらいでしょうか。(余談ですが、このチーム・ジェントリーが使っている青い、丸いフォルムのティーカップ&ソーサーが大好きです。同じものが手に入らないかネットで探したくらいです。どなたか、メーカー名などご存じの方いらっしゃったらぜひご教授ください。アンティークかな…だったら手が出ないかもですが…)

テーマは再び人種差別問題。
前回→#6「憎しみの残影」; Gently in the Blood
ドラマの部分より、イギリスの黒歴史をきちんと語って見せたところを評価すべき回だったかもしれません。これBBCが制作してるんですよね。自分の国をかえりみるだに例えばNHKで差別問題にここまで踏み込んだドラマを制作できるかというと……彼我の文化的成熟度、インテリジェンスの差を思わずにはいられません。
しかも、犯人がですね、『ルイス警部』のとある回と同じオチなんですよ。
「殺人ではなく事故だった」という。
愛する人を突然の暴力で奪われた悲しみも、あるいは憎しみも宙ぶらりんになってしまったという。

憎しみに依存できる状態というのは、ある意味楽なのかもしれないと、この回を見て改めて思いました。
でもワッツ家の面々のように、ラジオやテレビで政治家などに煽られて植え付けられた恐怖と自分では折り合うことが出来ず、そこにしか逃げ場がないから、弱いからそうなるんだろうなと。
ジェントリーのように強い人など、そうそうはいない、いても少数派だということなんでしょう。


あと、しんぼうたまらずAXNミステリーで第15話のスチールを見てしまったのですが…え、なんでって、ルイス警部ことケヴィン・ウェイトリーさんが出るからなんですが、うわあああ、ヒゲ、ヒゲー!!(落ち着け。)しかもジェントリーとじゃれっこ殴り合いしとる!!(だから落ち着け。)お二人とも還暦アッパーなんですが、おけがなさらないようにお願いします。
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by n_umigame | 2012-12-07 00:11 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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