*さいはての西*

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『アベンジャーズ』(2012)

シールドの基地に突然アスガルドを追放されたロキが現れ、無限のパワーを持つという四次元キューブを奪い去る。世界滅亡の危機が迫る中、長官ニック・フューリーはヒーローたちを集め、“アベンジャーズ”を結成、ロキと戦う決断をする。永い眠りから覚めた“キャプテン・アメリカ”ことスティーブ・ロジャース、“アイアンマン”ことトニー・スターク、怒るとハルクに変身するバナー博士、雷神ソーたちが集まった。
(goo映画)



あははははは!
たいへん楽しい映画でした。やっぱり劇場に見に行けばよかったな~。人がいるところでわいわい見たかった。

ネタバレがありますのでご注意ください。もぐりません。



えーと、ソーさん、中二の弟さんを何とかしてください。
けっこう笑いが止まりませんでした。
ハルクに床にビッタンビッタンにされるカートゥーンみたいなシーンとか、矢を素手でつかんでドヤ顔をキメたと思ったら爆発とか、あげくにディーバ呼ばわりされるとか…本作のヒロインは彼ですか。

ですが「派手な絵面のわりにはよく考えるとみみっちい戦い」というのも王道でよろしいのではないでしょうか。
アダルトチルドレンのロキが暴れるんだけど、これというのもお父さんがお兄ちゃんばっかりかわいがるからで、スーパーヒーロー7人集まっても戦争の舞台はマンハッタン限定、というところが何もかも非常にドメスティックでアメコミらしくていいかもと思いました。(アメコミをほとんど読んだことないし映画も大して見ていないのでイメージでものを言ってますが)
あのキューブとか正直、お話にあんまり関係ないですよね(笑)。ヒッチコック映画によく出てくる、言うところの“マクガフィン”という位置づけでよろしいのでしょうか。
宇宙の彼方(?)にいる宇宙人も結局正体がよくわからなかったのですが、それだけの技術力がありながら地球をターゲットにする意味がわからないのは常道として(せめて恒星間航行ができてる文明星に行ってください)、負けっぷりが潔くて笑いました。「地球人…あいつら、ガッツマンだぜ!(ニヤリ★)」てそれどこの少年マンガ? さわやかすぎんだろ。

ただ、これまでとは変わってきたなと感じたところが2カ所あります。
一カ所目は、キャプテンが「星条旗のデザインのユニフォームなんて古くないか?」と言うシーン。今時「アメリカが世界の平和を守る」みたいなのって陳腐じゃない?ってことですよね。結局最後はキャプテンが仕切ってましたが、自分で言えるようになったらもう大人ですよ(笑)。NYPDのおまわりさんにも「なんでおまえが命令するんだ?」って言われてましたしね。
二カ所目は、お約束通り核兵器でものごとを解決しようとするクライマックス。これまでのハリウッド映画だと、核兵器使って一件落着みたいなオチの作品が多かったと思うのですが、この映画ではそれを阻止しようとする人がヒーローでした。

これだけヒーローが登場しましたが、いちばんかっこいいと思ったのは、ドイツのシーンで、皆が跪く中、「いつの時代もおまえのようなやつはいた」と言って一人立ち上がるおじいさん。
おじいちゃん、かっけー!!!
いつの時代も、こういう人が真のヒーローだったんだろうと思います。
この作品だけ素直に見ていると、物語の展開上場所がドイツである必然性があまりないように思ったのですが、アメコミの原作者にユダヤ系の人が多かったということを鑑みると、ドイツのシーンでのこのおじいさんの一言には重みがあると思いました。
(でもそのあとの「トナカイ野郎」に噴きました。もうロキがそうとしか見えないじゃないのさ。)

あとクライマックスで、ロバート・ダウニー・Jr.の子犬のようなきらきらお目々はやっぱり反則だと思いました。役柄でスーツを着ているのでどうしても顔芸になってしまうのですが、それを置いても「目」で演技のできる俳優さんなんだなあと再確認。
アイアンマンのチャラ男具合がいいですね~。女たらしの男たらしって感じがよく出てました。
キャプテン・アメリカの生真面目さとの対照も妙でしたが、ハルクにもちょっかいかけるシーンが好きです。自分を制御できないと言うハルク(バナー)に、自分も心臓の近くに爆弾があってさというところもいいです。ここのからみがあるので、落下するアイアンマンをハルクが助けるシーンが生きますね。
この映画の元ネタ作品中、実はハルクだけ未見だったのですが、この映画を見てハルクも見てみたくなりました。
ロキにも「トナカイ野郎」とか「ディーバ」とか名悪口雑言のオンパレードでした。「トニー・スタークへらず口語録」とかあったら買いますよ。

雷に乗って飛来したソーが飛行機にダーン!と乗るシーンは映画『トワイライト・ゾーン』に出てくるグレムリンを思い出しました。怖いよ。
あと弓の名手って萌えますね!なんでだろう…。(除レゴラス)(おい)(※個人の感想です。)

空飛ぶ空母がしょぼすぎるとか、「委員会」の命令が現場を見てなさすぎてへぼすぎるとか、細かいツッコミどころはいろいろありましたが、そこはまあ、もう、ね。

エンディング・クレジット後に出る、全員へとへとに疲れているのにスタークのつきあいでファーストフード食べてます、なシーンに爆笑しました。
かったるそうに片方ほっぺでむぐむぐしてるソーがかわいいです。
シャワルマって何だろうと思って調べたのですが、ケバブのことなんですね。おいしそうなんだけど、疲れすぎてると食べ物の味しないですよね(笑)。後ろでお店の掃除してるおばさんもいい味です。

これだけ個性の強いキャラクターを全員バランス良く魅せるというのは、難しかったんじゃないかと思います。一歩間違えれば「船頭多くして船山に上る」状態になるところを、脇役に至るまで一人一人見た人の中に印象を残すところはすばらしいですね。
…ってこれは『マダガスカル3』の感想そのまんまなんですが、アニメと違って俳優さんたちのことも考えないといけないし、きっとたいへんだったんじゃないかと思いました。
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by n_umigame | 2013-01-23 21:35 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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