*さいはての西*

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『中野京子と読み解く名画の謎 旧約・新約聖書篇』中野京子著(文藝春秋)


絵で知るキリスト教はこんなにも面白い!

旧約【アダムとイブ、バベルの塔】から新約【受胎告知、最後の晩餐】まで、絵で読み解く21編の聖書物語。絵はすべてカラー掲載。
(出版社HP)



絵を見るのが好きなのですが、宗教画がわかりません。(と言うかそれ以外もわかっているかどうかと問われると、あの…その…)
聖書についての素養が浅すぎるのが理由だろうから、もうちょっと勉強しないとなあと思い、かといっていきなり小難しい本を読むと知ること自体がいやになるし…と思っていたところへ、中野京子さんの本がv 

『オール読物』に連載されていたものだそうで、とても手軽に読めてくすくす笑えて(中野京子さんのツッコミ最高)、私のような一般的な日本人の感覚でキリスト教を捉えてらっしゃるので、読みやすかったです。
ですので、内容は聖書の中でも比較的有名なエピソードばかりで内容的にはほとんど知っていたので、当初の自分の知らない部分を補強するという意味ではあんまり…でした(笑)。
ですが、収録されている絵画がオールカラーで、それを見ながら改めて解説していただけるというのはありがたかったです。

最後に収録されているシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」は、大塚国際美術館でレプリカ(実物大)を見たことがあるのですが、レプリカですらすごい迫力でした。
中央のマッチョマンがキリストだというのは本書で初めて知りました。
ど こ が だ!
やっぱりイメージってものが。磔刑図のキリストとかですね。
あと、本書中でも触れられていましたが、洋の東西を問わず、なぜ天国より地獄絵図の方が画家の筆は生き生きと走るのでしょうね。
なんか、わかる気するけどね。
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by n_umigame | 2013-01-27 20:58 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by まりお at 2013-01-28 22:42 x
私も西欧美術を見るとき、キリスト教の知識不足故にいまいちわからん、って思うことがあります。早速アマゾンに発注。

「マリー・アントワネット 運命の24時間」、今読了。確かに小説が強いですよね。でもさすが中野さん、一気読みいたしました。
それにしても呑気な旅行じゃないんだから途中で休みすぎ。王を薬で眠らせて病人の搬送という体で疾走したらよかったのに、とか思うのでした。
Commented by n_umigame at 2013-01-29 00:04
>まりお さま
こうやって解説してもらえると「なるほどなー」とそのときは思うのですが、「お話」としての興味しかないせいか、宗教画を見てあまり感動するということがないです^^;
「ピエタ」のようにキリスト教のモチーフを超えて普遍的なテーマの作品はまだ共感できるのですが。

『運命の24時間』、ちょっとルイがかわいそうになるくらいぼこぼこに言われてましたね^^
眠らせておくって良いアイデアですね~。