*さいはての西*

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『シンドバッド 7つの海の伝説』(2003)

古典の名作『アラビアンナイト』に登場する海の男シンドバッドの冒険譚をドリームワークスが映画化。同社が得意とする2Dと3Dアニメの技術により、斬新なビジュアルが作られた。7つの海を支配するとすら伝えられる“魔法の書”。世界を混沌に陥れようとするカオスの女神エリスは、魔法の書を人間から奪う。この書物を盗んだ容疑をかけられる青年シンドバッドだが、10日間の猶予を与えられ、その期間内に魔法の書を取り戻さんと奮闘。もしも間に合わなければ、彼の身代わりとなった王子プロテウスが処刑されてしまうのだ。シンドバッドと仲間は女神の待つタルタロス島へ向かうが……。本作の聞きどころは原語版の声優。ブラッド・ピットやミシェル・ファイファーら名だたる面々が各キャラの声をあてている。
(Yahoo!映画)



原題:Sindbad : Legend of the Seven Seas

DWA作品マラソン後半戦。

期待せずに見始めたせいもあるかもですが、これはおもしろかったです!
今から10年前のアニメなので、技術的には素人のわたくしが見ていてもひと昔前のアニメだなあと思う部分がありますが、「絵が動く楽しさ」にあふれていました。


以下、ネタバレにつきもぐります~。











主人公はシンドバッドという名前ですが、『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』の船乗りのシンドバッドとは関係なく、海賊という設定です。なので、ちょっと『パイレーツ・オブ・カリビアン』に似てる(笑)。公開もどちらも2003年。

なのですが、『千夜一夜物語』のエピソードからのアレンジと思われるシーンもありました。島だと思って上陸したらアンコウだった(原作は鯨?)とか、ロック鳥のような巨大な鳥に襲われるシーンとか。
途中でセイレーンが出てきたときに改めて思ったのですが、カオスの女神エリスや、彼女が従えている眷属のサソリなどがギリシャ神話風で、その当たりは地中海ミックス風ファンタジーみたいな舞台でした。
途中から『走れメロス』になっちゃうし。

この作品は冒頭が良くて、最後があーあ(笑)でした。
まずシンドバッドと親友の王子プロテウスの再会、息がぴったりの二人のアクションに萌えあがりましたね!ロープを使って二人でマストを駆け上がるというのは海洋ものでは鉄板かもしれませんが、わくわくしました。
ダイオウイカ好きにも絶対にオススメいたします。
また、ミシェル・ファイファーが声を当てているカオスの女神エリスが、悪女の魅力てんこ盛りで動きも声もセクスィーでステキでした。

そんなわけでツカミはOK!なのですが、だんだんテンポ的にもだれてきて、ただのアトラクションムービーになっていき、ドラマの部分は「ええっ、それでいいの?」という展開になってしまったのが残念。
おそらく、第一にはエリスとシンドバッドの契約の解け方が説明的だったこと(シンドバッドがセリフで説明してしまっています)、第二に、主人公が結果的に親友のフィアンセを横取りしてしまうこと、この2点でしょう。
特に冒頭でシンドバッドとプロテウスの息がぴったりあった名コンビっぷりや、シンドバッドの身代わりに処刑されてもいいと申し出るプロテウスの姿などを見ているから、よけいに。(この王子さまは人が良すぎて、このあと国に災難が降りかかったときが心配です。)

とは言え、全体的にアクションシーンがすばらしく、見ていてわくわくします。
シンドバッドの船の乗組員たちもそれぞれ個性的で、たった85分の映画の中でも印象に残りました。
冒険ものがお好きでDWA作品がお好きな方には全力でオススメいたします。

あと、『マダガスカル』ファンの方へ。
コワルスキー役のクリス・ミラーさんが城の護衛役で、メイソン役のコンラッド・ヴァーノンさんが海賊の一因(たぶん)でちょっとだけ出演されています。
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by n_umigame | 2013-11-04 21:31 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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