*さいはての西*

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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)

原題:MAD MAX: FURY ROAD
★公式サイト

見た映画メモその2。


すでに秀逸な感想が出尽くしていますので、細かい考察やレビューなどはほかのかたのブログなどをご参照ください。











何を隠そう、わたくしメル・ギブスンが苦手でして、見たはずの旧作の記憶も曖昧でした。すごく怖かったことだけ覚えています。

ですが、そんな人間でも見ても大丈夫そうだという評判だったので(こういうとき本当にTwitterはありがたい)、勢いで見に行った作品です。結果、大正解でした。

脳筋全開の頭悪そうな映画だろうという大方の期待を裏切って、観客の知性や見識が試される映画でもありました。

映画でも本でも本当は何でも読み手が試されているのですが、今どきの「何でもかんでもセリフで説明する」ような演出は極力省かれていて、役者さんのちょっとした仕草や目線、最小限のセリフややり取りなどで、登場人物の心の動きが表現されていて、目が離せません。それを自分で咀嚼して解釈しなければならない映画です。
媒体を問わず「物語を読む」ことが好きな人にはたまらない。本でも「行間を読む」と言われるように、言葉にできないところにこそ真実があるということが、とても気持ちのよい演出で表現されていました。「心が動く」ということは人間のドラマを見せているということですから。

「無駄な説明をしない」ということは、観客を信用していないとできません。
何でもかんでも言って聞かせてやるのがわかりやすさだと思っている映画やドラマは、「おまえら言わずもがなのことすら言わないとわからないんだろ」と言っているようなものですからね。観客の知性や見識を低く見ているということです。こういう映画やドラマばかり見ていると本当に物語リテラシーの低い観客が増えて、結局さらにいちいち言葉で説明して…みたいな悪循環のような気がします。「物語を読む」のはある種のトレーニングも必要なので。

もちろん脳筋全開の頭悪そうなところもありますが、それがもう楽しくて楽しくて。

最初の太鼓部隊のシーンだけで観に来てよかった思いました。あの世界で生きていくなら太鼓班に入りたいです。
イモータン・ジョーが萌えキャラ扱いされているのも納得。おいおい総大将が本陣空けてだいじょうぶかよと思って見ていたら、「いっけなーい★砦が!」ってなったシーンで改めてこの映画観に来てよかったと思いました。彼には段取り君とか参謀が必要だと思います。

パンフレットも読み応えがあってお買い得でした。
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by n_umigame | 2015-08-15 19:06 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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