*さいはての西*

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「コングレス未来学会議」(2013)

英題:The Congress
★公式サイト

見た映画メモその3。


スタニスワフ・レムの『泰平ヨンの未来学会議』が原作の映画。原作未読。どころかレム未読。ごめんなさい。











実写+アニメーションという映画なのですが、話としてつじつまが合うのは実写部分だけで、アニメーション部分はルーシーの空飛ぶダイヤモンド(笑)。危ない薬物キメたらこうなりますというような、サイケデリックな世界が展開されます。

ミラマウント社はおそらくパラマウント(とミラマックス?)のもじりだろうし、最盛期を過ぎた女優に対するセクハラが、もう、まっすぐすぎ。スティーブ・ジョブスを下敷きにしたと思しきプレゼンや、カメオ出演するトム・クルーズやら、アニメ世界ではもっといろいろな人が描かれているのですが、このアニメーション世界が頭おかしいです(笑)。見ているとこちらも正気を失いそうで、楽しい気分になるようなアニメではないです。

3Dで実写と寸分違わぬ俳優を映像化できるなら、生身の俳優はいらないのじゃないか、しかも自分の若い姿を永遠に残したまま映画に出演できるのだ、という、ハリウッド映画に対する痛烈な皮肉になっています。(「キアヌ・リーブスだってもう自分をデジタル化するのに同意したんだぞ」とかこれ本人に許可取ってるんですよね?(笑))

この映画は、エンタテインメントとしてはおすすめできる作品ではないかもしれません。
上述したように、アニメーション部分がだんだん見ていて不安になってくるので怖いし(笑)、実写部分との整合性があるのかないのか、そこもわかりにくいからです。

ですが、特に自分のように映画にアトラクションを求めていない人間から見ると(三半規管が弱いので3Dだと酔うし、水が噴き出したり座席が揺れるものは遊園地で楽しむので映画館ではいいです)、映画の行き着く先はこうなりそうだという皮肉は理解できます。

様々な技術が進んだ今、映画とは、あるいは俳優とは何なのかということを考えさせられる作品だったので、映画好きの方なら見ておいて損はないと思われます。
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by n_umigame | 2015-08-15 19:10 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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