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*さいはての西*

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マグリット展とジュールス・デストルーパー

すでに終了しているのですが、京都市美術館で7月11日(土)~10月12日(月・祝)まで開催されていた「マグリット展」を見に行ってきました。

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当日は休日ということもあって、会期終了も近かったというのに、お隣の「ルーブル美術館展」は50分待ち、お目当ての「マグリット展」は30分待ちでした。
じりじりと照りつける残暑の太陽の下、本を読みながら待っていたのですが、涼しくなってきていたので油断して日傘も帽子も持っていかなかったことをたいそう後悔しましたとも。残暑で焼けたら戻らない。戻らないのよー!!(トシ。)

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マグリットの作品は、美術の教科書にも「大家族」などが掲載されているので、日本でも認知度が高く大人気なのですね。
シュールで、どう解釈するのか、そのときの精神状態や自分の蓄積してきたものが試されそうで、怖い作品たちでもあります。

そんな中でわたくしの一番見たかった作品は、「光の帝国」。「光の帝国」というタイトルの作品は複数存在するそうで、今回の回顧展では、「光の帝国II」が展示されていました。
この作品を知ったのは、2005年の「愛・地球博」のベルギー館で。(10年前とかおそろしい…。)
マグリットの、あの青空が広がっているのに、林に隔てられた街路には街頭が灯っていて、時間が断絶しながら同時に存在しているような作品です。(小さいですが、下に絵はがきの画像があります。検索してもすぐ出てきます。↓)
ベルギー館で見たときは巨大なオブジェとして掲示されていたのですが、実物を見るといたってふつうのサイズで、 79 cm x 99 cmとのこと。決して大きい作品ではないのですね。
ですが、やはりじっと見ていると吸い込まれそうな、不思議な感覚になります。この街頭の灯っている家に入ったら、二度と帰れなくなりそうな。
有名すぎる「大家族」は、一番最後に展示されていました。


さて、美術展に行くもうひとつのお楽しみ。
それは、ミュージアム・ショップを見ることです!


今回の戦利品。ばん。(て言うほど買ってない)
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・ポストカード(2枚)
・山高帽消しゴム付き鉛筆
・ジュールス・デストルーパーのマグリット展限定缶

山高帽消しゴム可愛いvvv ぱっと見てこれだけは絶対買って帰ろうと、持ってうろうろしていました。怪しいやつ…。
3Dプリンタで、作品から忠実に抽出した公式グッズだそうです。
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ミュージアム・ショップのスタッフさんたちは、皆さんおそろいでこの山高帽をかぶっていて、可愛くってステキでした。
あんなに混雑していなければお写真撮らせていただきたかったのですが、無理。もう「ここから出して-!」ってくらい混でました。

スタッフさんのコス(違う)(制服!)お写真始め、ほかのステキなグッズはこちらに詳しいです。

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今回買ったグッズの中で、実は一番のヒットだったのは、ジュールス・デストルーパーの限定缶(バタークリスプ)です。
なんですかこれ、めちゃくちゃ美味しい!

このときちょうどメグレ警視ものの自分内プチ祭りになっておりまして、「あ、メグレのパイプみたい❤ ジョルジュ・シムノンもベルギーの作家だしな。買いましょう、モナミ。そうしましょう」(作品混じっとる)と、買ってみることに。
今食べられるものに制限があるので、できるだけ添加物や油が良くなさそうなものを使っている食品は避けているのですが(自分人体実験の結果、そういうのに当たるとおもしろいくらいおなか下します)、原材料が「小麦粉、砂糖、バター、卵、食塩、重曹」。
日本のクッキーやケーキなどにほぼ入っているショートニングが使われていないし、保存料もゼロだったのがありがたく、買っていきました。(今、欧米の方がトランス脂肪酸の規制が厳しいようですしね。輸入品の方が安心なものも多いのかも。)

あんまり美味しかったので、ネットで追加で購入して、今もちびちびいただいています。
バターの香りが豊かで、一枚でもじゅうぶん満足できるので、意外とコスパも良いところがさらにお気に入り。
甘みもくどくない程度にしっかりしていて、お供に砂糖なしのミルクティー。
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マグリット展限定缶は、レギュラー商品の「ミニレトロ缶」と同じサイズのようで、中身は7枚ほどしか入っていなかったので、どーんと大きい方の缶を買ってみました。

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ほかにも「バターワッフル」というハードワッフルも3枚入りのお試しサイズがあったので食べてみました。
どちらも美味しいですが、個人的には、こちらのバタークリスプの方が好みです。「クリスプ」というだけあって、歯ごたえがあって、豪華な洋風瓦せんべいみたいな。(おしゃれ感台無し)(王室御用達になんてことを)(瓦せんべいも好きなんで)(温泉せんべいも好きなんで)

そんなわけで、知らなかったのですが、ベルギー王室御用達だそうです。

■JULES DESTROOPER(公式サイト)

■同、商品ページ

日本ではAmazonや輸入食品店などでも取り扱っています。


ところで、京都市美術館っていつ行っても狭いし薄暗いし、昔の建物、という感じですね。
(「いつ行っても」とか当たり前だ。)
昔の洋館は好きなのですが、京都市美術館に行くといつも「今火事とか地震にぜったい遭いたくない」と思ってしまいます。美術館として運営されているので、もちろん消防法とか建築法とか、現代の基準に照らし合わせて合格しているのでしょうけれど。
by n_umigame | 2015-10-18 18:21 | 日々。