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『孤高の警部ジョージ・ジェントリー』#17「キャンプ場に潜む闇」"Blue for Bluebird"


青い鳥キャンプ場の制服を着た若い女性の遺体が海辺で発見される。捜査に赴いたジェントリーとバッカスは、メーガンという名の従業員が出勤していないことを確認。両親が遺体の身元を確認するが、母親はなぜか冷ややかだった。キャンプ場を経営するトッドは何か隠し事がある様子。従業員のガリーは反抗的な態度を見せ、ゲイルは秘密を抱えているようだ。一方、バッカスは娘と月1回しか面会できないことに不満を募らせていた。

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(AXNミステリーより・画像も)


なんということでしょう。待ちに待っていたはずの新シーズン第1話をみはぐってしまいました(号泣)。
録画も忘れており、ハッと気づいてTVつけたらジェントリーさんが可愛い子どもさんとなにやらお話しているシーンで終わりつつあったという。

いずれ再放送をするでしょうから、見ることができましたら、改めて感想をアップしたいと思います。(見はぐったのは、S6E1;第16話「死の真相」"Gently Between the Lines"ですが、きちんとあの打ち切り少年マンガ(おい)の落とし前をきちんとつけたお話だったようで、見たい。ちょう見たいです。あらすじ読んでるだけで悶え転げております。)


そんなわけで今回は、S6E2;第17話「キャンプ場に潜む闇」"Blue for Bluebird"の感想から。


シーズン6まではだんだん、ミステリ本で言われるところのキャラ読み的な楽しみが増えてきていて、プロットや脚本の練り込みといった部分ではちょっと浅くなってきているかなあという印象でした。
ですが、シーズン6からは心を入れ替えたんですかと思うくらい、ドラマとしての濃度が戻っている感じです。どのエピソードも見応えがあります。

毎回、何年のお話かということが出てから物語が始まるのですが、元々1960年代のイギリスという設定に説得力があり、この時代設定もドラマの重要な登場人物と言っていいでしょう。そこへ回帰しようとしていると感じました。

以下、ネタバレですのでもぐります。













そもそもイギリスにおける「キャンプ場」のなんたるかを知っていないと、このエピソードの悲しさは理解できないのかもしれないな、という回でした。

1960年代までの英国の「キャンプ場」がどういうところだったのか、わたくしはもちろん知りません。

ですが、日本でも、昭和の頃にはたくさんあったいわゆる「遊園地」を想像するといいのかなと思いつつ見ていました。(遊園地には泊まれませんけどね)
自分の子ども時代のことを思い出す範囲でも、かつての遊園地は、そんなに大金をはたいたり、マニアがいて派閥ができたりするような場所ではありませんでした。
休みの日に家族がふらっと連れていってくれたり、小学生でも友だち同士で、自分の少ないおこづかいで遊びに行ける場所でした。
併設されている動物園も回ってエサをあげたり、持って行ったお弁当を園内の芝生やベンチで食べたり、待たされたとしてもせいぜい30分程度のアトラクションに乗ったり、ソフトクリームやホットドッグといったジャンクフードを食べていい日だったり(うちはそういうものをめったに食べさせてもらえない家だったんですよー。悲しかったなあ…)、とにかくそういう素朴な場所でした。素朴でありながら、ちょっと特別な場所。

遊園地は個人で運営しているということは、さすがになかったでしょうが、ほんとうに今から思えばこぢんまりとして、言ってしまえばしょぼいところも多かったです。
でもそこが特別な思い出のある場所だったのですよね。

なので、この青い鳥キャンプ場の経営者の思い入れの強さは、なんだかわかる気がするし、そのお兄さんの思い入れを大事にしたかったとう妹の気持ちもわからないでもない気がする、切ない回でした。

いわゆる「遊園地」も次々と閉園してしまって、現在は元々映画会社だった外資系のところだけが国内でも一人勝ちしている状態です。そういう、時代の転換点というものがどこの国にも必ずあるのでしょう。
「家族のあり方が変われば娯楽施設のあり方も変わる」ということが理解できなかったお兄さんも悲劇なら、それをお兄さんに言わずに解決しようとした妹さんも悲劇でした。
だからってその思い入れの場所を売春宿にしていいというわけでは、もちろんないのですけれども。


さて、今回のジェントリーさんとバッカスですが。
バッカスは離婚して、愛娘と月に1回しか会えなくなっていて、イライラしています。妻とはうまくいかなくなっても、娘はやっぱり可愛いものなんでしょうかね。
ジェントリーと、バッカスの元妻リサは仲良しで、バッカス夫妻が離婚する前からよく会ったりしていました。
リサがジェントリーさんのことをあんまり好き好き言うもんで(もちろん友人としてです)バッカスが拗ねるということが過去は多かったですが、今回はジェントリーさんがバッカスがかわいそうだよ、と援護射撃に回ってくれました。もちろんバッカスはそれを知りません。
ジェントリーのおかげで愛娘ともう少し頻繁に会えるようになったバッカスです。よかったね。
なのにジェントリーに「あなたには子どもがいないからわからないんだ!」とかひどいことを言ってしまうバッカス。特に、子どもが欲しかったし、奥さま(不妊治療もあれこれしていたそう)をあんな形で亡くしたジェントリーに対して、それはないぞ、バッカス。

けれども、バッカスはほんとうに、シーズン1の頃に比べると大人になりました(これでも)。

被害者が見つかった海岸は、ジェントリーの思い出の場所だったようです。そう言えば過去エピソードでけっこういい雰囲気になってた女性があった気がするのですが、(大けがしてほとんど寝てないのにナンパしてたりしましたよね?)彼女たちとはどうなったんすかジェントリーさん。





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by n_umigame | 2015-11-17 23:37 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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