*さいはての西*

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ゴーリーさんの本・つぶやき感想文



せっかくゴーリー展に行ってきたので、自分がどれくらいゴーリーの作品を読んでいるのか、自分めも。ネタバレ含む。
タイトル一覧はWikipediaのゴーリーのページより転載しました。


『ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで』 The Gashlycrumb Tinies: or After the Outing (2000年) 
⇒ゴーリーの本は、とにかく子どもが死ぬのですが、なんにも悪いことしていないのにあっさりと(しかも悲惨な状況で)死んでいくので、お説教くさくなく、どことなくユーモアにつながっていくのだろうかと思いますが、答えはまだ出ません。


『うろんな客』 The Doubtful Guest (2000年)
⇒「うろんな客」とは誰/何なのか、いつまででも考えられる本です。初めて読んだときはなんでコンバースのバッシュみたいなの履いてんだろうヴィクトリア朝なのに、などと思っていたのですが、ゴーリーさんがお好きだったのですね。(※前述したようにヴィクトリア朝はわたくしの思い込み)


『題のない本』 The Untitled Book (2000年)
⇒好き。わけわかんないけど好き。このカバのぬいぐるみみたいなもの、グッズを出してほしいと思うくらい好き。


『優雅に叱責する自転車』 The Epiplectic Bicycle (2000年)
⇒未読。本屋さんで立ち読みしたことはある。(ダメじゃん)


『不幸な子供』 The Hapless Child (2001年)
⇒『小公女』のちょうバッドエンド版というか。ゴーリーの本は子どもがひどい目に遭うことで有名ですが、本人は何も悪くないのにひどい目に遭う理不尽さがもう、パクチー初めて食べたときみたいな感じ。(わかって)なので、好きになってしまうとパクチーおかわりするくらいにまでなりますよね。


『蒼い時』 L'Heure Bleue (2001年)
⇒未読。表紙の犬(?)がかわいい。なぜこれだけ原タイトルがフランス語なのか、読んだらわかるのかしら。


『華々しき鼻血』 The Glorious Nosebleed (2001年)
⇒これも未読。有名な一冊ですよね。タイトルだけでもごはんおかわりできそうです。本屋さんで立ち読みしたことはある。(ダメじゃん)


『敬虔な幼子』 The Pious Infant (2002年)
⇒未読。もうタイトルだけで怖いし苦笑いしてしまう。これがゴーリーの本でなければ説教臭ぷんぷんしそうですが(笑)。


『ウエスト・ウイング』 The West Wing (2002年)
⇒いっさい文字がない絵本。『題のない本』だって擬音しかないじゃない、ゴーリーの本、文字あってもなくてもいっしょじゃない?(暴言)という向きもあるかと思われますが、ぜんぜん違いますね…。『題のない本』は、一応ちゃんと「オチて」いますが、この本は夢…それも悪夢みたいです。唐突に始まって断片的で、あらゆる解釈ができそうでもあり、それらの解釈をすべて拒みそうでもあるような、そんな本です。落ち込んでるときは開かない方がいいと思います。


『弦のないハープ またはイアブラス氏小説を書く。』 The Unstrung Harp: or Mr. Earbrass Writes a Novel (2003年)
『雑多なアルファベット』 The Eclectic Abecedarium (2003年)
『キャッテゴーリー』 Categor Y (2003年)
『まったき動物園』 The Utter Zoo (2004年)
⇒この辺りまったく読んでいない。この中からだと、どれがおすすめですか。


『おぞましい二人』 The Loathsome Couple(2004年)
⇒イギリスで実際に起きた「ムーアズ殺人事件」を描いた作品。シンボリックなゴーリーの他の作品とは違い、具体的で、それでいてやっぱりゴーリーとしか言いようがないような一冊です。読後、いろいろ考えてしまって、気が滅入る本です。人が愛されないで大人になってしまったことの悲しさ、弱さ。愚かであることの悲しさ、弱さ。そしてそれがどちらも揃ってしまったときに時として生まれる悲劇の恐ろしさが、これでもかと伝わってきます。


『ジャンブリーズ』 The Jumblies (2007年)
イギリスのナンセンス詩人で画家でもあるエドワード・リアのリメリック(5行脚韻詩)に、ゴーリーが絵をつけた絵本。読んだことがあるゴーリーの本の中で、実はこれが一番好きなのです。文章部分はゴーリーじゃないけど、ごめんなさい。
ドラマ『ルイス警部』で、夫が昏睡状態の妻に枕辺でこの詩を読んであげるシーンがあり、それで知った作品でした。悲しいシーンなのですが、なんだかこの詩がぴったりで。
詩自体はとても愉快で、マザーグースに出てくる「ゴータム村の3賢人」に似ています。ゴーリーの絵本なのに全然怖くなくて、可愛い、けれども何とも言えず苦笑いしてしまうような本です。ちなみにこの「ゴータム(Gotham)」というのは阿呆ばかりが住んでいたという村で、ニューヨーク市のニックネームの元ネタです。綴りから「ゴッサム/ゴサム」と読んで、某コウモリ男が住んでいる架空の街の名前にもなっていますね。


『輝ける鼻のどんぐ』 The Dong with a Luminous Nose (2007年)
『悪いことをして罰が当たった子どもたちの本』 Cautionary Tales for Children (2010年)
『むしのほん』 The Bug Book (2014年)
『蟲の神』 The Insect God (2014年)
⇒この辺りも未読。因果応報で罰が当たる子どものお話も、ちゃんとあるんだ(笑)。『輝ける~』なんて代表作だろ、読まないとダメですね。

いい機会なので、未読のゴーリーさんの本を、また読んでいきたいと思います。

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by n_umigame | 2016-05-25 00:33 | | Trackback | Comments(0)
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