こちらももう2ヶ月前になるのですが、3月に奈良に行きました。
奈良が好きなのですが長いこと行っておらず、ほんっとうに久しぶりの奈良でした。
(ここ1年半ほどほとんど遠出できなかったので、日帰りでできる飛距離を伸ばそうとしております。半分リハビリですが楽しいです。外食できないのがつらい)
お目当ては新薬師寺です。と言うか、十二神将像です。と言うか、婆娑羅大将です。狙いがニッチすぎかもしれませんが、刀が大好きな女子に人気の薬師寺さんではなく、「新」の方です。
薬師寺にも行きたかったのですが、ほとぼりさめてからにします(笑)。
新薬師寺。
晴れ女のわたくし、それにしてもというくらいきれいな青空の写真が撮れました。ほとんど誰もいないところが気に入っていますがお寺さんたいへん…。
新薬師寺の門(入り口)。右手で拝観料をお支払いします。「御朱印帳をお持ちですか?」と聞かれましたが、集めるのが流行ってるのでしょうか。
新薬師寺にほど近い、喫茶店「ろくさろん」さんのお庭。ハクモクレンかなと思うのですが、まだ少し早かったですが、見られてよかった。ハクモクレンが大好きなので、一度ちゃんと見に行きたいのですが、年度替わりに花盛りになるので、なかなか難しく。奈良は寒いので、春のお花も少し地元より遅い感じです。
「ろくさろん」さんは本当はコーヒーが美味しそうなお店でしたが、ミルクティーにしました。静かでくつろげるいい喫茶店です。入ったときお客さん自分しかいなかったし。
せっかく新薬師寺まで来たことですので、春日大社にも寄ることにしました。こちらもたいそう久しぶりです。
それを嗅ぎつけたのか、春日大社の鹿がお出迎えてくれていました。鹿がいるということは春日大社さんのテリトリーに入ったということです。
「奈良の鹿」と言うと、東大寺の南大門前にいるところや若草山にいるところがよくテレビなどで紹介されるせいか、東大寺の鹿だと思っている人が多いようです。わたくしもひところまでそう思っていたところ、東大寺の関係者の方に「あれ、春日大社さんの鹿やからね(ニコリともせず)」とクールにつっこまれたのもいい思い出です。神さんのお遣いですから、考えたらそうですね。
久しぶりに来た春日大社は、20年に一度の「式年造替(しきねんぞうたい)」だそうで、つまりは本殿のお化粧直しでした。
そんなわけで本殿にはお参りできず。ここから見える距離でギリです。お賽銭箱はばっちり備えてあったので、この距離からお参りしてまいりました。
せっかくなので記念の白鹿みくじも引きました。「ようお参りでございました」言うてくれはりましたけど、あんなんでお参りしたことになるんやろか、という急ごしらえの場所でした。(たとえ本殿に近寄れなくても、せっかく来たからお賽銭はひとつお願いしますわというガッツが気に入ったのでお賽銭は入れました)
可愛い…。ぷるぷる。
おみくじを取ったら、鹿はお土産になります。お口をぱかーっと開けた、ちょっとまのぬけた表情になりますけれども、それがまた可愛い。
奈良もすっかり外国人観光客が増え、ちょっと京都みたいでした。
寺社にお参りするとき、そんな外国人観光客、特にアジア系の人たちが偉いなあと思うのは、日本人よりよほどていねいに参拝のしきたりを守ってお参りされていることです。ちゃんとお手水で口と両手をお清めして、二礼二柏手一礼(出雲大社みたいに例外的な参拝方法の所もありますが)を守っている。
この日はお手水の所も入れなかったので、絶賛★工事中になっているところをせせこましくお参りせざるをえなかったのですが、きちんと並んでしきたりどおり拝んでらっしゃいました。こういうことって団体旅行の場合は、事前に教わってくるのでしょうかね。アジア系でない観光客の人たちはおそらく(いちおう)キリスト教徒の人が多いでしょうから、お参り自体されませんしね。
いつのまにかこんなキャラができてました。すがちゃんだそうです。かわいいぞ、すがちゃん。
あなたは見られている。エブリデイ、エブリ(除く・ごはんとおやすみ時間)タイム。
「なにかおいしいものは持ってへんのん?」
「ほら、あれですがな、あれ。」
「うすちゃいろで?」
「ぱりっとしてて?」
「小学校の遠足とかでぜったい一人はいちびって食うやつおるやつ?」
「そう!!しかせんべい!!」
「しかせんべい!!!」
「し か せ ん べ い !!!!」
と、各所で焦げそうなくらい鹿が熱視線送ってくるけど、無視。
ちなみに、鹿煎餅はめっちゃまずいらしい。(小学校の遠足時いちびって食べた男子・談)
そんな可愛いつぶらな瞳で見つめても、何も持ってないのよ。
帰り道なんで、東大寺にもちょっと寄りました。
東大寺南大門。 大仏殿の前までは行ったのですが、もう今回は大仏はええわとなり、そのまま帰りました。
東大寺中門。本日はここまで。 東大寺南大門前の鹿は、なぜお土産物屋の鹿煎餅に手を(と言うか口を)出さないのか、疑問に思ったことはないでしょうか。
きっとしつけられてるんでしょうね、お土産物屋さんに………。