『私家版・ユダヤ文化論』 内田樹著/文春新書

本好きの皆さま、「ここの書店のオヤジ(かどうかはさておき、売りたい本を決める人。)とは気が合う。」ということがありませんか。
わたくしにはそういう書店が3軒ほどあり、そしてたいてい、この第六感とも言うべき勘がはずれたことはあまりありません。
内田樹さんの本との出会いは、今を去ること数年前、その3軒のうちの1軒の書店。
平積みにしてある台に『「おじさん」的思考』というタイトルの本が目に留まりました。オヤジ好きがだだ漏れの身の上としてこれは看過すべきタイトルではない。そう思い手に取ったものの、単行本で、それなりのお値段、もちろん文庫より場所ふさぎ。初めて見る作家さん。これはハズレだった場合、ダメージが小さくない。そんなときはちょっと読んでみる。

さて、話をもどすけれど、「自分の国だけが助かればいい」というのは、行動の水準では要するに「自分の国は他の国とは違う行動をとる」ということである。
「ゴジラが神戸に上陸」したと想定してみよう。

”「ゴジラが神戸に上陸」したと想定してみよう。”
この一文だけでわたくしはレジに突進しそうになりましたが、もう一度冷静になって、”迷ったときは出版社で判断”という原則(?)に戻ってみました。
晶文社。サイのマークであります。もう買うしかないであります。
以後、内田樹さんの本を読む、という幸せを堪能させていただいています。

『私家版・ユダヤ文化論』の感想は後日。

しかし、内田樹さんはけっこうミステリも読んでいらっしゃるのではないかと、文章の端々から想像するのですが、このアクロバティックな論理展開、事物への鋭いアプローチの仕方、「内田樹のエラリイ・クイーン論」なんてものがありましたら、抱腹絶倒驚天動地の大傑作クイーン論になるのではないかと、あらぬ妄想をいだいております。
ああ、書いて下さらないかなあ。もう、ぜひに。
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by n_umigame | 2006-07-31 00:01 | | Trackback | Comments(0)

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