*さいはての西*

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『エターナル・サンシャイン』(2004)

「ジム・キャリーはいつ出てくるのかなーフフフンフン~♪」て、もう出てますがな! というイントロでした。
コメディのイメージが強くて、陰気な主人公というのは何だか意外でした。ほとんど笑わないし。(いやそういう役ですから)
ケイト・ウインスレットもやせましたねえ…(失礼)。

(以下ネタバレは反転)

SFとは知らずに見始めたのですが、ストーリーは最初に戻る、というSFにはありがちな展開ですので、そんなに新味はないかと思われます。
あとは脚本と、この悪夢のような映像(というか悪夢そのもの)をどれくらい楽しめるかというところが、評価を分けるでしょうか。
しかし、ラクーナ社の面々の繰り広げる痴話喧嘩とか乱痴気騒ぎとか、ここまで執拗に描く必要があったのかという気がしますし、まあこういう映画できまじめなことを言っても仕方がないかとは思いますが、他人の記憶を操作するというかなり危険な商売をやっているにも関わらず、仕事に対するそのなめた態度と言いますか、いい加減な態度は何? という感じでした。すごく真剣にやっていてちょっと目を離した隙に大変なことに…というのならともかく、最初から全然まじめにやる気ないじゃん? それで失敗して「たいへんだ!」とかって慌てられてもねえ…。この仕事に対する杜撰さ、『未来世紀ブラジル』を思い出しましたよなんとなく。だいたい、合法の商売なのかどうかも怪しく、事務所があるのが、狭い入り口から入っていく雑居ビルですからねえ…。プライベートでちょっと嫌なことがあったからって、やっぱりこんなの間違ってる!とばかりにクライアントに門外不出の資料を勝手に返す社員というのも、いくら退職したからって、現実問題かなりまずいと思うのですがどうでしょう。

個人的に、ジム・キャリーとケイト・ウインスレットでは、演技が上手すぎてこの作品向きではなかったのではないかという気もいたします。不条理SFみたいなストーリーと映像なのに、扱っているテーマがシリアスなので、主役二人が上手すぎて重すぎると申しますか、テーマ重視にしたために、いまひとつ映画として突き抜けなかったのではないかという気がしました。
『メメント』とか『未来世紀ブラジル』とか好きな人には楽しめるかもしれません。

ところで、CATVで見たのですが、ちょうど別の局で『珍犬ハックル』をやっていて笑いました。
「愛しのクレメンタイン」がこのアニメの曲とは知りませんでした。
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by n_umigame | 2006-08-17 23:21 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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