*さいはての西*

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『グルメ探偵ネロ・ウルフ』

CATVで一挙放送があったので、録りためておいたものを少しずつ見ています。
原作はご存じ、レックス・スタウトであります。
ネロ・ウルフものは、海外古典ミステリ好きとしては、ぜひ、読んでおきたいシリーズなのですが、本屋さんに行っても置いているところがほとんどなく、あっても1冊とか、そんな感じで、古本屋さんで仕入れたものと合わせて3冊くらいしか読んだことがないと思います。(あとはパスティーシュを1作くらいです)

このドラマは、非常に音楽のノリがいいのと(こういう、ドラムの音が効いているジャズはスウィング・ジャズと言うのでしょうか。詳しくなくてごめんなさい。でも大好き。)、音楽にピッタリの、役者さんたちのリズム感あふれる演技(と言っても宝塚のように歌って踊るわけではなくて、動きが、何と言いますか、こう、良いのです)と、1930年代のニューヨークの雰囲気がとてもマッチしていて、見ていて気持ちのいい作品に仕上がっていると思います。

では、雰囲気重視のドラマかというとそんなことはなく、謎解きもしっかりしていて、ウルフの推理も冴えています。本格ミステリにはよくある、最後の「さて、みなさん」のシーンはわくわくしますね。こうでなくっちゃ!という感じです。

あと、役者さんたちが端役に至るまで、皆さん、すごくいい感じなのですよ。わたくし、芸能情報に疎くて、この俳優さんはアレに出てて奥さんはねお父さんはねお母さんはね、というようなことはほとんどわからないので、もしかしたら有名な人も多いのかも知れませんが、とりあえず、アーチー役のティモシー・ハットンしか知りませんでした。
ウルフ役の役者さんは、原作のように「一度座ったら立ち上がるのが大変」というほどの感じでもないのですが、なかなかイメージどおりです。クレイマー警視正役の人も似合っています。いかにも「ヤな警官」というオーラが出ていて(笑)、いいですね。それから、フリッツ!この役者さん、いいです~!!ステキだ!!いったいどこからこんないい味のおじいさんを!!

しかし「シングルマザーのパーティ」(しかも慈善)というところが時代を感じさせますねえ…。あと、ウルフに隠し子(未婚)が?という回では、アーチーがウルフに、「田舎の母が、そんなとこ辞めて帰ってきなさいって。*」と言うところなど大笑いしました。アーチー、遊び人というイメージがありましたが、しつけの厳しいきちんとしたおうちで育ったんですね(笑)。
アーチーとウルフの関係も、べたべたしたところがないのにお互いに信頼している様子が伝わってきて、いい感じです。
(*訂正→「暇をください。結婚もしていないのに娘がいるなんて、田舎の母がなんて言うか!」…でした。)

余談ですが、東京創元社から最近出ている本に「安楽椅子探偵アーチー」というシリーズがあるようなのですが、ふと、「…あのアーチーが、ウルフみたいに巨漢というか百貫というかになっちゃて椅子から動けなくなっちゃったシリーズ!?」という想像を。(絶対、違いますから。)「西のエラリイ、東のアーチーって言われてる(どこで。)のになんてこと言うのよ、きい!」?…すみません。
しかし、同じ頃、ウエストサイドにはクイーン父子が住んでいたのですよね。出会ったらどうだったろうなあとか、そういう想像をするのも、楽しいです。(クレイマーとクイーンパパはとりあえず同僚ですねえ…気が合わなそうだなあ…わくわくvv)
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by n_umigame | 2006-08-18 15:58 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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