『20世紀SF(2)1950年代 初めの終わり』 ディック・ほか著/中村融・ほか訳(河出文庫)

シオドア・スタージョン目当てで購入した1冊ですが、ほかの収録作品も秀逸でした。
この本以外にもスタージョン目当てで買って「当たり」だった短篇集に、クリフォード・D・シマックの作品があり、シマックの作品をたくさん読んでみたいのですが、絶版が多いみたいですねえ(涙)。
シマックはブラッドベリのポジ版と申しますか、同じノスタルジックでも、もっと土くさいというか日向くさいというか、素朴で温かい印象を残す作品、というイメージです。(短篇2編しか読んだことがないので、ほかはわかりませんが。)舞台が農場だから、というのもあるかもしれませんが。いいわ、シマック。

お目当てのスタージョンは、『ヴィーナス・プラスX』に通じるものがあるような、そんな作品です。解説を先に読んでしまうと、オチが読めてしまいますが、どんでん返しが2枚オチになっています。
ほかには、高校生のころメロメロだったブラッドベリも収録されていてお買い得だったのですが、ロバート・シェクリイの「ひる」、エリック・フランク・ラッセルの「証言」も楽しかった。わたくしの個人的に内包する「SFスピリット」の代表のような作品です。それを言うとこの短篇集の収録作品はほとんどそうですけれども。ディックの「父さんもどき」は初めて読みましたが、ディックは「本物なのかどうなのか」というテーマの作品が多い気がします。
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by n_umigame | 2006-08-25 23:41 | | Trackback | Comments(0)

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