*さいはての西*

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『ほとんど無害』 ダグラス・アダムス・著/安原和見・訳(河出文庫)

第5巻、最終巻です。
……うわー、ブリティッシュ・ブラック・ジョークオチ、来ましたよ!(笑)。

まあそんなことになっても驚きません、イギリスの人の書いたお話だったらば。

でもさすがにこのオチはあまりと言えばあんまりだ、というので、著者のダグラス・アダムスも続編を書こうと準備していたのだけれども、ジムで心臓発作で急逝されたそうで、遺稿をもとにドラマの方ではもっと明るいオチだったとか。

個人的に、壊した時計を直して!と地球に降り立ったらすぐわめいてるランダムと、ドングリをくりぬいたコップに入った水やら、小さいピンクの布きれを持ってくるリス(みたいな生き物)が可愛いのですが。

なにはともあれ、あー、おもしろかった!
次は映画をレンタルで探しに行きます!

*追記*このシリーズは、翻訳の秀逸さもかなり大きいかと思われます。
旧訳で読み慣れた場合には新しい訳というのはそれだけで違和感を感じ、一種の適応障害が起きるものですが、非常に工夫された、表現力豊かな良い訳だと思います。翻訳というのは、翻訳者のバイアスのかかったものを通して作品の評価をすることになるわけですので、運が悪い場合、翻訳が誰かによって一国内での作品の評価すら左右しかねないので、責任は重大ですが、この方の訳は十分にその任に堪えるかと思われます。
猿谷要さんもおっしゃっていましたが、翻訳は、翻訳対象となる原語の語学力より、日本語の表現力に拠るところが大きい作業であると思います。
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by n_umigame | 2006-09-17 17:05 | | Trackback | Comments(0)
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