『ミステリー中毒』 養老猛司・著(双葉文庫)

養老猛司さんがミステリー好きとは寡聞にして存じませんでした。

しかも半端でなく、好きと言うよりもう、タイトル通り中毒の域に達しておられるという感じです。わたしは最近のミステリーはどれを読んだらいいのかよくわからないので、本屋さんのポップや、ネットで見た一般の人の感想、信頼している書評家の書評などで探すのですが、それでもなかなかヒットは出ません。
幸い、養老先生は古典はお若い頃に制覇しておられ、本書で紹介さえているのはもっぱら新しい作品がほとんどなので、いろいろ、これ読んでみたいなあと思うものから探してみようと思います。
あと、単なる書評ではなくて、養老先生の、さまざまな問題への考え方などが提示されていて、それがまた興味深く読ませていただきました。

養老先生と比べたらいけませんが、しかし、仕事が忙しくなったりストレスがたまるとミステリーが読みたくなると言うのは、わかるなあ…。
ミステリー、特に古典「本格」ミステリは、純粋に脳の一部だけしか使っていない感じがして気持ちがいいのです。
ファンタジーだと、うっかりしたものを読むと、全存在に挑まれているような感じがして、かえって疲れたりするので。これはこれで貴重な体験なのですが、そんな傑作ばかり読んでいると身が持たないということもたしかです。ミステリーに傑作がないと言っているわけではないのですが、英語で言う、mind、heart、soul のどれへのしかかってくるかの違い、かもしれません。
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by n_umigame | 2006-10-01 21:31 | | Trackback | Comments(0)

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