『「頭のいい人」はシンプルに生きる』 ウエイン・W・ダイアー・著/渡辺昇一・訳(三笠書房)

自分の精神状態をおおまかに、
(1)松
(2)竹
(3)梅
(4)梅以下
の4段階に分けた場合、つい手に取りがちな本の傾向というものがございます。
ワタクシの場合、(1)松 のときというのはそうそうあるわけではないのですが、この状態の場合、新聞のチラシを読んでもおそらくブログで言うとスクロールしないと読み切れないであろう文字数で感想を書くことも可能です。
(2)竹、(3)梅のあたりをうろうろする、というのが常態でございまして、この状態でもヒット、あるいはホームラン級の作品に当たったりすると、一段上の(1)松状態へランクアップします。
しかし問題は、(4)梅以下の状態の場合に手にとってしまう本というのは、自分でもどうしようもなく、読み終わった瞬間に、あるいはすでに読み始めた時点で「アタシったら汗水たらして稼いだお金でなんでこんなくっだらねえ本を買っちまったのかしら?」という悔悛の情に責めさいなまれ、ますます梅以下のアンダーグラウンドへ潜り込むという悪循環の旅へボン・ボヤージュなのでございます。

この本は、おそらく、カバーのペンギンのイラストがなんかカワイイかも…という、普段ならそんな甘っちょろい理由では本は選ばないのに、そう思った時点で自分がどれほどまずい精神状態かを自覚すべきだったのですが、まずい精神状態の時というのはえてして客観性を欠くということでございまして、この始末でございます。

自分を「被害者」と呼び、自分に対して理不尽な対応をする人を「加害者」と呼ぶのも、読んでいて、違和感がありますよ。(翻訳の問題かも知れませんが)

しかし、これだけこういう自己啓発みたいな本が書店に軒を並べるという状況は、ここ数年でますます進行していると思うのですが、それだけわたしのようなまずい精神状態に陥ってしまわれる人が増えたということなのかと思うと、薄ら寒いものを感じます。
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by n_umigame | 2006-10-27 22:05 | | Trackback | Comments(0)

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