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『有元葉子のごはん上手』 有元葉子・著(新潮文庫)新潮社

有元葉子さんは、わたしのアコガレの女性です。
どきっぱり。
面と向かって言うのは照れますが、だって、そうなんだもん。

自分で成功しているとは言い難いのですが、食生活がおろそかになるのが嫌なので、できるだけ意識的にきちんと食事をします。有元葉子さんのおっしゃる「きちんとごはんを作って食べるということをもっと真剣に考えてほしい。それは人が生きる上で原点であり、ひいては国力の差にもなる」ということばは、決しておおげさではないと共感いたします。

なのですが、有元さんは決して「1日30品目」とか言わないのですね。
本の中でも「ねばならぬ、では疲れてしまいます」とおっしゃっています。この栄養素が足りないなと思ったら、毎食、毎日ではなく、1週間、1ヶ月単位で帳尻を合わせれば良い、と言われると「なーんだ、そうか」と楽になり、続けていけます。

そして、「自分は本当にこれが好きか」と、常に自問自答しながら何でも選びなさい、それが自分の感性を磨く、とおっしゃるとおり、自分の目で確かめ、自分の頭で考え、自分で判断する、という生き方がたいへん小気味よく、ああ、いいなあ、わたしもこうでありたいと思ってしまうのであります。世間で流行っているから、世間で人気があるからという理由では飛びつかない。自分が好きなものが好き。というのは、単に自分のマイナー好きの傾向に何か触発されるところがあるだけなのかもしれませんが(笑)。
それから、やはり、料理が上手、という人は聡明な人だと、真剣に思います。料理は段取りでありタイミングであり想像力だと思うので、(それを言うと家事をバカにする人は、家事が頭脳労働だということがわかっていない人だと思ってしまうのですが)だからあこがれるというのもあるかもしれません(笑)。

有元さんのようにお金持ちではないのでなかなかそんなに良い品ばかりに囲まれては暮らせませんが、安くてもいいけど安っぽいものだけは選ばないようにしようと思うだけは思う(笑)毎日であります。

ちなみにこの本にはレシピもついています。有元さんのお料理は手の込んだお料理もありますが、反対にシンプルでしかもおいしいものもたくさんあります。有元さんのお料理本に出会うまで、ブロッコリやひじきがこんなにおいしいとは思いませんでした。(元々キライではありませんでしたが、母の料理法が偏っていたということでしょうか(笑)。すまん、母、あなたの料理がまずかったというわけでは決してないのだけどね。一生懸命作ってくれてましたが。)
ぜひ。
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by n_umigame | 2006-12-07 18:58 | | Trackback | Comments(0)

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