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『ドクター・フー』 第15話:新地球

今回は非常に物語の密度が濃く、おもしろかったです!

以下ネタバレ。



一見すばらしい新世界が実はとんでもねえ犠牲の上に成り立っている砂上の楼閣でした、という物語は、SFでは珍しくはありませんが、ドクター・フーでこれをやられると、何とも言えない楽しさがありますねえ。
だって、シスターの看護婦さん、猫ですよ…。なんで猫。
石化する病気の患者さんの名前が「マンハッタン公爵」というのは何かのアイロニーなのかなあと考えましたが、思い当たりませんでした。読み込みすぎ?

あの、モルモットクローン人間のポッドは、萩尾望都さんが漫画化した『百億の昼と千億の夜』に出てきた、集団幻想の世界に住んでいる住人のポッドを思い出しました。
ドクターがカサンドラに乗っ取られたローズの正体に気づくシーンはどう来るのかなと思って見ていましたが、「ローズならこのモルモットたちを見て黙っていられないはずだ」という、巧いなあ。ここですかー。見ている方も納得だし、いい見せ方ですね。

生き残っていたカサンドラの意識が、ローズやドクターの間をころころ行き来するたびに変わるふたりの演技は、ゲラゲラ笑いながらも、すごいなーと見てしまいました。何でもないシーンだけど、これは役者さんの演技力がかなり要求される演技なのではないでしょうか。

クローン人間たちが救われるクライマックスは、ちょっと安直だし「ドクター・フーはもともと子供向きのドラマだったから…」と思いつつも、うっかり感動しそうになり、「おっとあぶねえ」と思ってやり過ごせたと思ったら、ラストシーンで思いっきり感動してしまいました。
今回は、ドクターの心根の優しさがクローズアップされた回でした。

カサンドラ(人間時代)を演じた、ゾーイ・ワナメイカーは、ほぼ同時進行で放送された「ミス・マープル」の「予告殺人」と、「名探偵ポワロ」で推理小説家のミセス・オリバーを演じた役者さんでしたね。
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by n_umigame | 2006-12-17 18:39 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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