*さいはての西*

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『夜明けのフロスト:クリスマス・ストーリー』 R.D.ウィングフィールドほか・著/木村仁良・編

/芹澤恵ほか・訳(ジャーロ傑作短篇アンソロジー3/光文社文庫)光文社 

出て1年も経ってやっと手に入りました。
どれも粒ぞろいでおもしろかったです!

「クリスマス・ツリー殺人事件」 エドワード・D・ホック
「Dr.カウチ、大統領を救う」 ナンシー・ピカード
「あの子は誰なの?」 ダグ・アリン
「お宝の猿」 レジナルド・ヒル
「わかちあう季節」 マーシャ・マラー&ビル・プロンジーニ
「殺しのくちづけ」 ピーター・ラヴゼイ
「夜明けのフロスト」 R.D.ウィングフィールド

というようなラインナップとなっております。
有名どころでは、ヒルのダルジール警視とラヴゼイのダイヤモンド警視が登場する2作品は、やはりそれぞれのキャラクターが立っていて、特にダルジールは、笑えます(笑)。また、心憎い演出に思わずニヤリです。
「Dr.カウチ、大統領を救う」と「あの子は誰なの?」は、何とも言えないあたたかい読後感がそれぞれただよう佳作です。(特に前者は、老人と子どもという世界最強のタッグを組んでいますからなおさらかも。)
「クリスマス・ツリー殺人事件」と「わかちあう季節」は謎解き重視の端正な作品ですが、優等生すぎてそこが物足りなかったです。ただし、後者はキャラクターが良いのでわたくし的にはオッケー。

そして真打ち、「夜明けのフロスト」。
フロスト警部お久しぶりです! そして「アンタも相変わらず元気ねー」と思わず言ってしまいそうなくらい、お変わりなく、楽しませていただきました。
ストーリーはいつものモジュラー型にして2枚3枚のどんでん返し、そこにはさまれるフロスト警部のくだらないジョーク(相変わらず下ネタ多し)、そして、ふとしたときに見せるフロストのあたたかい人柄がにじみ出てくるセリフが、旧来のファンを泣かせます。くー。
期待は裏切りません。ぜひ。
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by n_umigame | 2006-12-24 17:05 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
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