*さいはての西*

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『オーロラの彼方へ』(2000)

原題は、”Frequency”(周波数)。

事前に読んだあらすじから、「父と子の絆を描いたヒューマン・ファンタジー」のようなものを想像し、う~ん、父子ものにヨワいわたしにピッタシ☆お正月はコレで泣くぜー!!…と勝手な期待をして見始めましたら、とんでもないことでございます。
最初の方は予想通りの雰囲気でしたが、ぬるい邦題にだまされました。
「父と子でタッグを組んで連続殺人犯を追いつめる手に汗握るサスペンス」でございました。
やられたー…。

舞台はニューヨーク、時代は1969年とその30年後の1999年、父・フランシス・パトリック・サリヴァン(フランク)、FDNYの消防士、息子・ジョン・フランシス・サリヴァン、NYPDの殺人課の警察官という、典型的なアイリッシュ・アメリカンの職業父子コンビが主人公。おまけに、母・ジュリアは看護師という、「これでもかアイリッシュ」典型ご家族です。(パトリックとかサリヴァンとか名前もそうだけど…) (このお母さん役の役者さん良かったなv)

オーロラの影響でなぜかは知らねど30年前と交信できるようになってしまった無線機を使って、ジョンは父フランクが殉職する前の日に父にそのことを教え、フランクは生き延びる。
しかし、過去を変えてしまったために、今度は母ジュリアが連続殺人犯の犠牲者に、そればかりか犠牲者の数も3倍以上に膨れあがっていた…。
…という具合に、ジョンがフランクと交信し、次々と過去を変えていくたびに、現実は思いもかけない方向へ転回してゆき、たいへんおもしろかったです。
まあ、どうかと思うほど主人公父子に都合良く展開するのですけれどもね。

仕事が終わってから息子に自転車の乗り方や野球を教える父、明るくて美しい母に、料理はへただけど「8時間働いて小さい子どもの面倒を見てる上に家事やってんだもん、ちょっとくらい料理へたでもいいよ、俺が惚れたんだから」と、夫婦は息子がもう6歳なのに新婚さんかて今時めずらしいですよというくらいのラブラブ(死語)っぷりを発揮、それを照れくさそうに見つめる息子とその親友、という、え、制作年いつですか2000年ですかマジですかと思ってしまうくらい幸せな家庭をまず、見せられます。
それが常態だったのだから、それを取り戻すためなら、過去はいくら変えてもいい、というのはどうなんだ、と、そこにひっかかってしまうと、見られなくなります。

おもしろかったですが、見終わった後、結局制作者側のねらいは何だったの?? と首を傾げたくもなりました。家族愛??だったらこんなにサスペンスにしなくてもという気も。

いやーしかし、それでも最後、主人公のキモチになって思いましたね、
「親父、グッジョブ!」

それにしてもまあ
↓以下、ネタバレ。



警官のくせに看護士さんばっかり狙って殺すなんて、あんた。
…マニアック。

ちなみに、この犯人のジャック・シェパードの声は、大塚芳忠さんだったと思われます。(深夜のテレビ放送だったので吹き替えオンリーです)
……見ようによっては、確かに、ヒューゴ・モーテンセンに似てるかも、この役者さん。
あの手の顔です。(どの手の顔だ) こちらの役者さん(ショーン・ドイル)の方が凶悪な顔(失礼)ですが。『CSI』や『24』にもちょこちょこ出てらっしゃったようです。
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by n_umigame | 2007-01-02 18:44 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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