*さいはての西*

fwest.exblog.jp
ブログトップ

『風の向くまま』 ジル・チャーチル・著/戸田早紀・訳(創元推理文庫)東京創元社

1931年、ニューヨーク。
大恐慌のさなか一夜にして破産した父親が自殺し、上流階級から一文無しになってしまった、ロバートとリリーの兄妹に、大伯父の莫大な遺産を譲り渡されるという知らせが入る。ただし、遺された田舎の屋敷グレイス&フェイヴァーに十年間住み続ける、という条件付きで。
屋敷に移り住んだきょうだいだが、どうやら大伯父は殺されたらしい。しかも第一容疑者はこのきょうだいで…?

というお話です。
ジル・チャーチル、初めて読みました。
『地上より賭場に』とか『ゴミと罰』とか、親父ギャグと言うのすら寒いタイトル群に引いていて読まなかったのですが、1931年という時代設定とデューセンバーグが出てくるお話、ということで読んでみました。
いわゆるコージー・ミステリに入るのだと思うのですが、確かにかなり軽めで、さらっと読めます。謎解きの部分がけっこうあっさりめな上、キャラクターがまだまだ立っていない印象なので、シリーズ化されているようなので、回を重ねればおもしろくなっていくのではないかと思われますが。

かんじんの(?)デューセンバーグですが、やはり車とか飛行機とかは対象に対する愛情や取材が徹底していないと、なかなか読者にその魅力が伝わってこないものなのだと実感いたしました。
デューセンバーグが大活躍するお話、というと↑の方がオススメです。
[PR]
by n_umigame | 2007-02-12 21:51 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fwest.exblog.jp/tb/4726909
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。