*さいはての西*

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メグレ警視のドラマ

こちらもYuseumさんのブログから。

メグレ警視のドラマは、DVDやテレビで数本見ただけなのですが、やはりメグレものはジョルジュ・シムノンの小説で読む方が面白いと思います。
ドラマのメグレ夫人がスリムで美人だったのでイメージが違うー!! と泣いておりました。
やっぱりふっくらして明るい瞳のメグレ夫人でなくっちゃ。
やさしいのは原作どおりでしたが、この俳優さんがお料理上手でもピンと来ないなあという感じでした。

メグレ警視シリーズは河出書房からひところ全巻翻訳されて全集が出たそうなのですが、現在ほとんど手に入りません。河出文庫でその一部と、早川からも少し出ていますが、早川から出るものはどうしても「ミステリとしてどうか」という判断基準があるらしく、読者もそれを期待して読む人が多いであろうため、あんまり「メグレらしさ」を感じません。
偕成社文庫からも3冊出ています。大人が読んでも十分鑑賞に堪えます。巻末についている付録も秀逸です。

メグレものの良さは、にぎりで言えば「ウニ」みたいなものではないかと思っています。子どもの頃はちらし寿司の甘い味しか受け付けなかったのが、大人になったらやっぱり上にぎりでしょうというか(笑)。
犯罪者だからと言って単純に「悪」にカテゴライズしないのももちろん、人間ってなあ・・・・・という人間であることのうれしさ、哀しさを感じさせます。
また、メグレ夫妻がものすごくいい感じなんですよ。
シムノンが「メグレ夫人は理想の妻だ」と言っていたそうで(そういうシムノンは決して品行方正ではなかったわけですが・・・)、ネットで感想を見ていると、「メグレ夫妻のような夫婦になりたいけれどもどうすればいいのでしょうか」という感想をいくつか見かけたのですが、「メグレも、メグレ夫人も、お互いのことをとても大切にするでしょう? 大切にしてほしければ大切にしましょうよ。」と書いている人がいて、なるほどなあ・・・と感心しました。
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by n_umigame | 2007-04-17 23:41 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
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