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岩波少年文庫にサトクリフ登場!

『第九軍団のワシ』(ローズマリ・サトクリフ・著/猪熊葉子・訳)が岩波少年文庫になりました!

遅きに失した感もありますが、何はともあれ、お め で と う !!

岩波書店のHPによりますと、ローマン・ブリテン4部作(+『ともしびをかかげて』『銀の枝』『辺境のオオカミ』)も続々岩波少年文庫に入るそうです。
感涙。

某原書房から出版されている一連の某山本史郎訳には「こんな日本語があるかい!!」とげんなりして最近全然追いかけていないのですが、サトクリフの、非常に透徹した、人間に対するあたたかさと厳しさがないまぜになった「目」を感じ取るには、個人的に猪熊葉子さんの訳が一番オススメです。
ですが、いかんせん、こんなにすばらしい本であるにもかかわらず、「高い」「かさ張る」という理由で売れ行きは思わしくなかったらしく、一時期品切れが続いておりました。
そして正直、わが家でも「キング(クイーン)・オブ・場所ふさぎな作家」として鎮座ましましているので、この子さえいなければあの本もこの本もうちの子に…とため息をついたこともありました。(ですがわたしにサトクリフを捨てられるわけがありません…)
しかし皆さんはこのすばらしい本を岩波少年文庫サイズでおうちに永久保存できるのですよ! なんて羨ましい!!(いやわたくし、岩波書店さんの回し者じゃありませんから)

さあ、悪いことは言いません。
GWの行き先の中にはもちろん本屋さんを入れて下さい。何なら本屋さんしかなくてもかまいません。
そんでもって、この本を買って読んで下さい。
そんでもって、サトクリフの描き出す人間のドラマと鋼の友情にへべれけになってください。
そんでもって、「ああ、こんな小さなサイズのグレイト・ブックが本当にわたしだけのものに…!」と、家族の目を気にせず、なでさすってため息をついてください。(どこの変態だ。)

まじめな話、この『第九軍団のワシ』はミステリ好きとしてもオススメいたします。

サトクリフを読んだ後に映画『グラディエーター』を見ると、イントロのローマ人対ゲルマン人戦のシーンで、戦意を高揚させるために一斉に歌い出すゲルマン人に萌えます。(正直この映画で萌えるのはここだけです…)『指輪物語』でやはり戦意高揚のために一斉に歌い出すロヒアリムにも萌えますが、サトクリフはいろいろな歴史萌え魂に火を付けてくれます。
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by n_umigame | 2007-05-01 15:41 | | Trackback | Comments(0)
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