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『オヤジ国憲法でいこう!』 しりあがり寿+祖父江慎・著(よりみちパン!セ) 理論社

「あなたは幸せですか?」という年代別アンケートの結果。

「はい」という回答が多かったのが60歳代、少なかったのが20代、そしてみごとに逆ピラミッド型になっていた集計がありました。
これを見たとき、さもありなん、とナットクいたしました。

トシを取ると体はだんだん無理が利かなくなってきますが、精神的にはだんだんラクになると言います。
そして、年々、それを実感いたします。

この本の帯にある「若いって、ダメじゃん。」もーこれは絶対、真実だと思います。
その過程としては、そうですねえ、『ハチミツとクローバー』で、真山を見ていると過去の自分が必死で脱ぎ捨てた「青春スーツ」を着てすり寄ってくるように見えてとトリハダが立つ野宮さん、あんな感じ?
しかし、「若いって、とっても、こっぱずかしい」という真実に気づくまでに、やはり、一定の時間がかかることも、また真実なわけでございます……。

そんなわけで、この本を読ませて「そっか! じゃあぼくもわたしもオヤジを目指すよ!!」と、安易に人生目標にしてしまうような14歳のキミには未来はない。
オヤジは一日にしてならず。
だから、味があるのです。
丁寧に丁寧に、1日1日、たんせいこめて成熟させていったものだからこその味なのです。
だから、毎日毎日もがきながらのたうちまわりながら大人になってくれたまえ、ヤングたち! みんな通ってきた道だ。わはははは!!(←………にせみさん……?)

え、女性はオヤジになれないからどーしたらいいんですか? って? いや、この本に書かれている「オヤジ」は心性のあり方について言われているのだと思います。ですから女性でもオヤジになれますよ。

帯にある「若いって、ダメじゃん。」の一言を見て、「カチーン☆」と来たあなたはまだヤング。この本を読んでもムカつくだけでしょうから、オススメしません。むしろ、「おお、我が心の代弁者よ!!」と駆け寄ってしまうアナタにこそオススメです。
……出版者の意向とは反するかもしれませんが。

「さらに言うと、親はたいていが、自分より先に死ぬものなのである。というか、アレはもう、すでに死んでいると思っておけばよいのだ。」
「家庭のせまい親子関係に煮詰まったあまり、家の中でバットを振り回したりするヤングもいたらしいが、ほとんど「いない」ような存在に対して、わざわざそんなエネルギッシュなことをせんでも」
と言う部分には大いに共感してしまいます。
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by n_umigame | 2007-05-20 18:47 | | Trackback | Comments(0)

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